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英会話を学習している方の多くが、「英語で自然な日常会話を楽しみたい」という願いを持っているのではないでしょうか。

日常会話をスムーズに進めるには、場面に合った表現をサッと話せる必要があります。しかし、日常会話で使われる英語のフレーズには、学校の授業では習わないものが多いです。

そこで今回は、日頃の会話でよく使われる英語フレーズを、シーンごとに紹介します。音声データも一緒に掲載しているので、音やリズムも参考にしながら、便利なフレーズをぜひマスターしてください。

英語の日常会話は意外と難しい?

英語をこれから学ぶ方のなかには、「日常会話=簡単」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それはよくある勘違いです。いったいどういうことなのか、解説します。

「日常会話=簡単」は勘違い

語学学習において、日常会話は決して簡単なものではありません。むしろ、日常会話でひんぱんに使われる自然な表現は、日本の英語教育では習得できないケースが多く、主体的に新しい表現を学習して覚えていく必要があります。

そもそも「◯◯英語」という、日本でよく見られるカテゴライズ自体、本来は存在しない概念です。「日常」「ビジネス」などと区別したからといって、効率的な学習ができるわけではありません。

カテゴリにとらわれず、自分自身が英語を学ぶ目的を具体的にしたうえで、その目的に合う表現を学ぶようにしましょう。

目指すべきなのは、ネイティブレベルの英語でなく「伝わる英語」

日常会話は簡単ではないものの、決してマスターが困難だというわけでもありません。ネイティブスピーカーでない方も、ポイントさえ押さえれば十分に会話を楽しめるようになります。

英語学習者のなかには「ネイティブスピーカーと同じように話せなければ」と思う方もいるかもしれません。しかし、ゴールは「正しく自然なコミュニケーションを取れること」なので、ネイティブスピーカーのレベルを目指す必要はありません。

「国際標準」の英語は「ネイティブスピーカーレベル」ではないため、相手にきちんと伝わる英語を話せたらOK、という気持ちで学習に取り組みましょう。

関連記事:ネイティブレベルの英語とは?日本人が目指すべきゴールと14の勉強法

日常会話で使える英語(1)挨拶をする

それではここから、シーンごとにフレーズを紹介します。まずは挨拶の表現を見ていきましょう。初対面の人に対しても、親しい人に対しても、まずは明るく挨拶するのがコミュニケーションの基本です。

・How are you?
元気ですか?

・I’m OK.
大丈夫。

・Not bad.
悪くないよ。

・Pretty good.
とても良いよ。

・I’m excellent.
すごく元気だよ。

幅広く使える挨拶表現です。顔見知りの相手はもちろん、初めて会う人や店員に対しても使います。なお、学校では返事を“I’m fine, thank you.”と習うことが多いですが、実際にはこれはあまり使われません。“How are you?”には「大丈夫?」というニュアンスが多分に含まれていることを理解しておくと、自然に返事ができるでしょう。

・How’s it going?
調子はどう?

・It’s going well.
良い調子だよ。

・It’s good.
良いよ。

・Not so bad.
まあまあだね。

初対面の場合は、“Not so bad.”と答えると相手が返答に困ることもあるので、“It’s good.”にしておくと無難です。

・How have you been?
調子はどうですか?

長らく会っていなかった友人に会うときに使います。「最近どうしてたの?」というニュアンスに近い表現です。

・Good to see you.
会えてうれしいです。

・Pleasure to meet you.
お会いできてうれしいです。

・It’s a pleasure to meet you.
お目にかかれて光栄です。

“Nice to meet you.”以外の言い方を知っておくと、コミュニケーションの幅が広がります。“Pleasure to meet you.”はフォーマルな場でも使われる表現で、“It’s pleasure to meet you.”とするとさらにフォーマルになります。

日常会話で使える英語(2)初対面の人と話す

初対面の人と話すときには、自己紹介をしたり、相手の自己紹介を聞いたりすることが多いでしょう。そのようなシーンで使える英語表現を紹介します。

自己紹介をする

・I’m Taro Yamada. Please call me Taro.
山田太郎です。タロウと呼んでください。

・My name is Hanako Tanaka. Everyone calls me Hana.
田中花子です。みんな私のことをハナと呼びます。

自分の名を名乗るときの表現です。シーンによっては、どのように呼んでもらいたいかを伝えてもよいでしょう。

・Let me introduce myself.
自己紹介をさせてください。

・Would you mind if I introduce myself?
自己紹介してもよいでしょうか?

いきなり自分のことを話し始めると不自然な場合に、使いたいフレーズです。

・I come from Kyoto, Japan.
日本の京都から来ました。

・I was born and raised in Osaka.
生まれも育ちも大阪です。

こちらは、自分の出身地を伝えるフレーズです。

・I work for ○○ company.
○○カンパニーに勤めています。

・I work in the production department at ○○ company.
○○カンパニーの制作部で働いています。

・I work in the financial industry.
金融業界で働いています。

・I have been working as a bank clerk for 5 years.
銀行員として5年働いています。

・I run my own business.
自営業をしています。

仕事について話すときに便利に使える表現です。

相手について尋ねる

・May I have your name?
お名前を伺ってもよろしいですか?

名前を聞くときには丁寧に「May I~」で始めます。

・Please introduce yourself.
自己紹介をしてください。

・Tell me about yourself.
あなたについて教えてください

相手にも自己紹介をしてほしいときに使いましょう。

・What kind of work do you do?
どんなお仕事をされていますか?

・How was your flight?
フライトはどうでしたか?

相手が遠くから来ている場合、道中について尋ねるときに使えるフレーズです。

その他、相手の趣味について聞くこともあるでしょう。趣味を尋ねるフレーズについては、このあと紹介します。

日常会話で使える英語(3)生活について話す

普段どのような生活をしているのか、趣味は何か、などを話すための表現を学びましょう。生活について話すと互いのことをより深く理解でき、心理的距離が縮まりやすくなります。

・What do you like to do in your free time?
時間があるときは何をしますか?

「趣味は何ですか?」と聞こうとすると、“What is your hobby?”という表現がまず思い浮かぶかもしれません。しかし、英語で“hobby”という単語は、専門的な知識や技術が必要な趣味を表します。例えば、読書は“hobby”には含まれません。したがって、このようなシーンでは“What do you like to do in your free time?”を使うのがおすすめです。

・I like to go shopping in my free time.
時間があったら、ショッピングに行くのが好きです。

・I often watch movies.
よく映画を観ます。

・I play video games.
ゲームをします。

・I usually play tennis.
よくテニスをします。

・I enjoy listening to music.
音楽鑑賞を楽しみます。

・I enjoy playing the drums.
ドラムをたたくのが趣味です。

これらは“What do you like to do in your free time?”と聞かれたときに答えるためのフレーズです。自分の趣味に合わせて、定番の答えを用意しておきましょう。

・My favorite sport is basketball.
好きなスポーツはバスケットボールです。

・My favorite type of books are romance novels.
好きな本のジャンルは恋愛小説です。

・I’m crazy about jazz music.
ジャズミュージックに夢中です。

スポーツ鑑賞や読書、音楽鑑賞が好きな場合、具体的にどのようなものを楽しんでいるのかを伝えると話が広がるでしょう。

日常会話で使える英語(4)遊びに誘う・予定を合わせる

相手と仲良くなれば、一緒に出かける機会もあるでしょう。そこで、友人を遊びに誘ったり、スケジュールを合わせたりする場合のフレーズを紹介します。

相手を誘う

・What’s your plan this weekend?
週末は何の予定がある?

・What are you doing on Sunday?
日曜日は何をする予定?

まずは相手の予定を聞きます。これらはYes/Noで答えられない質問なので、もし相手に予定があった場合にも、会話を広げることができて便利です。

・Why don’t we catch up this weekend?
今週末会わない?

「~しない?」という意味の“Why don’t you~?”は、お誘いするときに便利な表現です。また“catch up”は「人と会う」という意味で、これも日常会話でよく使われます。

・Would you like to join us next Sunday?
次の日曜、あなたも参加しませんか?

すでに企画されているパーティーなどに、追加で相手を誘うシーンで便利なフレーズです。“Would you like~?”は丁寧な表現なので、初対面の人やまだあまり親しくない友人にも使えます。

・Do you want to have lunch with me?
一緒にランチしない?

・Why don’t we have lunch today?
今日ランチに行かない?

“have lunch”の部分には“go shopping” “go to a movie”などの表現も使えます。

・I would like to meet you for lunch.
ぜひ、ランチをご一緒したいです。

・Let’s meet up sometime for lunch.
今度ランチしようよ。

このように、“meet”に“for~”を組み合わせるパターンもあります。“meet up”は「人と会う」という意味です。

誘われたときの返事

・Thank you for inviting me!
誘ってくれてありがとう!

相手に誘われたら、まずはお礼を言いましょう。

・That would be great!
いいですね!

・I’d love to!
ぜひ行きたいです!

・Let me think about it.
少し考えさせて。

・I’ve gotta check if I can come.
行けるか確認してみなきゃ。

・Would you mind if I’m a bit late joining you?
ちょっと遅れての参加になるけど、それでも良い?

・Sorry but I can’t make it.
ごめん、参加できません。

・I’ll definitely come next time.
次は必ず行くね。

自分の都合に合わせて、このように返事をしてみてください。

予定を合わせる

・When is good for you?
いつが良いかな?

・How about Sunday?
日曜日はどう?

・What time is good for you?
何時が良い?

・2 pm is good for me.
午後2時だと都合が良いな。

このような表現で、日時を決めましょう。

・Where should we meet?
どこで会う?

・How about meeting at the cafe in the city?
例のカフェで待ち合わせするのはどう?

待ち合わせ場所を決めるフレーズです。“in the city”は街中を表現するフレーズです。“in down town”「ダウンタウンの」という表現もあります。

日常会話で使える英語(5)リアクションする

リアクションは、会話を盛り上げる大切なものです。幅広いリアクションの表現を知っておけば、相手とのコミュニケーションがさらに鮮やかになるでしょう。

相槌としてのリアクション

・Uh-huh.
うんうん。

・I see.
なるほどね。

・I know.
わかるわ。

・I think so too.
私もそう思う。

・I hope so.
そうだと良いのだけど。

驚きのリアクション

・Oh my!
えっ!

・No way!
まさか!

・What a surprise!
びっくりだ!

・Are you kidding?
冗談でしょ?

喜びのリアクション

・Great!/Awesome!
素晴らしい!

・I feel great/wonderful/fantastic!
良い気分!

・I’m so glad to hear that.
それを聞いて本当にうれしいよ。

・It’s too good to be true.
嘘みたいだ。

・You made it!/Good job!
よくやった!

・Good for you!
良かったね!

悲しみ・同情のリアクション

・I’m so sad.
とても悲しい。

・That’s too bad.
残念だね。

・What a shame!
それは残念だ。

・I’m sorry about that.
お気の毒に。

・I don’t know what to say.
なんて言ったら良いのか。

相手に対する怒り・呆れのリアクション

・That’s stupid.
バカバカしい。

・Stop talking nonsense.
くだらないことを言わないで。

・For God’s sake!
なんてこった!(ひどい、呆れた!)

最後の表現は、海外ドラマなどでもよく使われるカジュアルなリアクションですが、「God」という神聖な単語の乱用とみなされ、相手の気分を害する恐れもあります。使用の際には十分に注意しましょう。

日常会話で使える英語(6)会話を切り上げる

どんなに楽しい会話も、いつかは切り上げる必要があります。気持ち良く会話を切り上げるための表現も知っておきましょう。

・Well, I’ve got to go now.
さて、もう行かないと。

・Oh, there’s something I’ve got to do.
おっと、やらなきゃならないことがあるんだった。

・Well, it was nice talking with you.
話ができて良かったよ。

このような表現で、そろそろ会話を切り上げたいというサインを出します。

・See you.
またね。

・See you later.
またあとでね。

・Stay in touch./Keep in touch.
また連絡してね。

そして、こうした別れの挨拶で会話を終えましょう。

英語での日常会話を上達させるポイント

最後に、英会話スキルを上げるためのポイントを2つ紹介します。

気負わずにどんどん質問する

最初のうちは英語での会話に緊張して、消極的になってしまうかもしれません。しかし、初心者だからこそ、気負わずどんどん発言することが大切です。

なかでも特に重要なのは、内容がわからなかったときに疑問をそのままにせず、質問してきちんと解決することです。わからないことをどんどん質問すると、コミュニケーションが円滑になり、英会話のスキルも向上していきます。遠慮せず、積極的に質問しましょう。

会話のなかでわからないことがあったときには、以下のようなフレーズを使うとよいでしょう。

・Excuse me?
もう一度言ってもらえますか?

・Could you repeat that?
もう一度言っていただけますか?

・What did you say?
今なんて言いましたか?

・Could you speak more slowly?
もっとゆっくり話していただけますか?

・Could you explain in a different way?
他の言い方で説明していただけますか?

土台となる基礎スキルを固める

日本語と英語には異なる部分が多くありますが、特に発声・音・リズムの面での違いは顕著です。フレーズを身に付けることももちろん重要ですが、せっかく覚えたフレーズも、正しい発声・音・リズムで話せなければ相手に伝わりません。

したがって、英語特有の発声・音・リズムを身に付けることが、「伝わる英語」への第一歩といえるでしょう。また、音やリズムの習得はリスニング力向上への近道にもなります。

まずは基礎スキルを固めて、クオリティの高い日常会話ができるようになりましょう。

参考記事:
英語上達のカギは「発声法」にあり!トレーニングの方法やポイントを解説 【音声付き】英語の発音記号一覧|英語の「音」に挑戦してみよう! 英語はリズム感が超重要!4つの基本ルールと簡単トレーニング法を紹介

日常会話の定番表現を覚えて「伝わる英語」を話そう!

日常会話は決して簡単ではありません。しかし、基礎スキルを固めたうえで定番の表現を身に付ければ、ネイティブスピーカーでない方でも、きちんと日常会話を楽しめるようになります。

基礎として身に付けたい発声・音・リズムなどは、独学が困難な部分です。誤った方法を習得してしまうと、修正に手間取ってしまいます。効率的に英語力を向上させたいなら、まずネイティブスピーカーの指導のもとで、基礎スキルを固めるのがおすすめです。

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