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人と人とのコミュニケーションに欠かせないのが、感謝の表現です。日本語での会話と同じく英会話においても、状況や相手との関係性によって適切な表現は異なります。したがって、感謝の気持ちを正しく伝えるには、さまざまな感謝表現のバリエーションをマスターしておくことが大切です。

そこで今回の記事では、カジュアルな表現から、ビジネスの現場でも使えるフォーマルな表現まで、感謝のフレーズを幅広く紹介します。例文は音声付きで掲載するので、ぜひ表現の幅を広げる一助としてください。

感謝を伝える英語表現を覚えるメリット

誰かに手助けしてもらったときや、相手にうれしいことをしてもらったときには、感謝の気持ちを即座に、そして丁寧に伝えたいものです。しかし、そのような場面で“Thank you.”しか思い浮かばず、困ってしまう方は少なくありません。

“Thank you.”は決して間違った表現ではありませんが、いろいろな感謝の表現を知っておくことで、コミュニケーションの幅が広がるでしょう。

感謝はコミュニケーションの基本ともいえるものであり、円滑な人間関係を築くうえでとても大切なものです。さまざまな感謝の表現をマスターして、より相手との関係性を深められるようにしてください。

感謝を伝える英語(1)基本の表現

まずは、基本の表現である“Thank you.”とそのバリエーションです。具体的なフレーズも紹介するので、第一歩としてこれらの基本形をマスターしましょう。

“Thank you.”とそのバリエーション

感謝の大きさや深さは、場面によってさまざまです。基本の“Thank you.”を少し発展させるだけで、より深い感謝の気持ちが伝わります。

・Thank you.
ありがとうございます。
→これが基本形です。シンプルでまっすぐな感謝の表現です。

・Thank you so much./Thank you very much.
本当に、ありがとうございます。
→感謝の気持ちをより強く伝えたいときに使います。

・Thank you from the bottom of my heart.
心から感謝します。
→心の底(bottom)から感謝の気持ちが湧き上がっているイメージです。

・Thank you as always.
いつもありがとうございます。
→日頃からお世話になっている方にお礼を伝えるフレーズです。

・Thank you for all you’ve done.
今までありがとうございます。
→これまでしてくれたことすべてに感謝を伝えられます。

・I can’t thank you enough.
いくら感謝しても足りません。
→直訳では「十分に感謝することができません」となりますが「感謝しきれないほど感謝している」という意味です。

・I have no words to thank you.
お礼の言葉もありません。
→あまりにも感謝の気持ちが大きく、それを伝える言葉が見つからないという意味です。

“for~”で具体的に伝える

感謝の内容を伝えたいときには、“Thank you”のあとに“for~”を付けます。forのあとに来るのは名詞や代名詞、動名詞などです。

・Thank you for your help.
助けてくださってありがとうございます。

・Thank you for your concern.
お気遣いに感謝します。

・Thank you for the reply.
ご返信ありがとうございます。

・Thank you for your e-mail.
メールをありがとうございます。

・Thank you for calling me.
お電話ありがとうございます。

・Thank you for permitting it.
許可をいただき、ありがとうございます。

・Thank you for taking the time to talk with me.
お話しするお時間をいただき、ありがとうございます。

・Thank you for the wonderful gift.
素晴らしい贈り物をくださり、ありがとうございます。

・Thank you for the birthday wishes.
誕生日を祝ってくださり、ありがとうございます。

・Thank you for your cooperation despite your busy schedule.
お忙しいなか、ご協力いただきありがとうございます。

・Thank you for your kind thoughts.
親切にしてくださってありがとうございます。

・Thank you for your advice.
良いアドバイスをくださり、ありがとうございます。

・Thanks for following me.
(SNSで)フォローありがとうございます。

・Thank you for adding me as a friend.
(SNSで)友達承認ありがとうございます。

・Thank you for your hard work today.
本日はお仕事お疲れ様でした。

感謝を伝える英語(2)ビジネスでも使えるフォーマルな表現

続いては、ビジネスでも使えるフォーマルな感謝の表現を紹介します。“Thank you.”以外の言い回しを知っておくと、より丁寧な形で感謝の気持ちを伝えられるでしょう。

“appreciate”を用いたフレーズ

“appreciate”は“Thank you.”よりも丁寧な表現で、ビジネスシーンでもよく使われる感謝の言葉です。“thank”という動詞の目的語が“you”のような「人」であるのに対し、“appreciate”という動詞は「行為」を目的語に取ります。

例文を見ていきましょう。

・I appreciate your help.
助けていただき、ありがとうございます。

・I really appreciate your support.
サポートしていただき、ありがとうございます。

・I appreciate your cooperation.
ご協力してくださり、感謝しております。

・I appreciate your quick response.
迅速なご対応ありがとうございます。

・I really appreciate your time and effort.
ご尽力に感謝しております。

・I appreciate your invitation to the seminar.
セミナーにお招きいただき、ありがとうございます。

・I appreciate your kindness.
あなたの優しさに感謝します。

・We appreciate your advice.
ご指導いただき、ありがとうございます。

・We appreciate your help resolving the problem.
問題解決を手助けしてくださり、感謝いたします。

“grateful”を用いたフレーズ

“grateful”は、「感謝している」「恩を感じている」という形容詞で、“I’m grateful.”で「私は感謝しています」という意味になります。“Thank you.”と同様に、後ろに“for~”を付けることで感謝の内容を具体的に表現できます。

・I’m grateful.
感謝しております。

・I’m deeply grateful.
大変感謝しております。

・I’m grateful for your understanding.
ご理解に感謝いたします。

・I’m grateful for your help.
助力いただき感謝しています。

・I’m grateful for your guidance.
ご指導をいただき、ありがとうございます。

・I’m grateful for your response.
ご対応いただき、ありがとうございます。

・We are grateful for your e-mail.
メールをありがとうございます。

・We are grateful to have received your order.
ご注文をいただき、ありがとうございます。

その他のフレーズ

“be indebted to 相手”や“be obliged to 相手”で、「相手に恩義を受けている」という意味合いになります。これらはとてもフォーマルで丁寧なフレーズです。感謝の内容を述べるときには、後ろに“for~”を付けましょう。

・I am deeply indebted to you for your help.
ご協力いただき、まことにありがとうございます。

・I’m really indebted to you for helping me get started in this business.
このビジネスを始める際に助けていただき、本当にお世話になりました。

・I’m much obliged to you.
どうもありがとうございます。

・We are obliged to you for all your help.
あなたの援助に感謝しています。

感謝を伝える英語(3)友人との会話で使えるカジュアルな表現

続いては、友人との会話に使える、カジュアルな感謝の表現を紹介します。親しみを込めて伝えたいとき、または気軽に感謝を伝えたいときに活用してみましょう。

・Thanks!
ありがとう!

・Thanks a lot./Thanks a million.
本当にありがとう。

・Thanks, guys!
みんなありがとう!

・You shouldn’t have!
気を遣わなくて良かったのに、わざわざありがとう!

・I owe you one.
恩に着るよ。

・You’re the best!
あなた最高!

・Cheers!
(イギリスで)どうも!

・Ta!
(オーストラリアで)どうも!

・Thanks heaps!
(オーストラリアで)いろいろありがとう。

【シーン別】そのまま使える感謝の英語フレーズ

うれしいことをしてもらったら、すぐに感謝の言葉を口にしたいものです。そのためには、具体的なシーンごとのフレーズを、身体に染み込ませておくことが大切です。

ここでは、よくあるシーンに応じた例文を紹介するので、使う機会がありそうなものをぜひ練習して、すぐに口から出てくるようにマスターしてください。

問い合わせや連絡をもらったとき

・Thank you very much for inquiring.
お問い合わせ、ありがとうございます。

・We appreciate your e-mail today.
本日はメールをくださり、ありがとうございます。

・Thank you for contacting ○○ company.
○○カンパニーにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

・We are grateful to have received your order.
ご注文をいただき、ありがとうございます。

メールの返信をもらったとき

・I’m grateful for your response.
ご返信ありがとうございます。

・Thank you for your prompt reply.
迅速なご返信ありがとうございます。

・I appreciate your quick response.
迅速なご返信に感謝申し上げます。

協力・サポートしてもらったとき

・Thank you for your cooperation.
ご協力ありがとうございます。

・I am indebted to you for this.
この度のことは恩に着ます。

・I am grateful for your support.
サポートしていただき、ありがとうございます。

・I really appreciate your help in making the slides.
スライド作成をお手伝いいただき、ありがとうございます。

・Thank you for getting the system error fixed.
システムエラーの問題にご対応いただき、ありがとうございます。

・I appreciate your cooperation with the revisions.
例の修正の件、ご対応いただきありがとうございます。

会食やイベントに招待されたとき

・Thank you very much for the invitation to the conference today.
本日はカンファレンスにご招待いただき、ありがとうございます。

・I appreciate your invitation to the seminar.
セミナーにお招きいただき、ありがとうございます。

・Thank you very much for inviting me to the dinner.
夕食会にご招待いただき、ありがとうございます。

・Thank you for inviting me to the party.
パーティーに招待してくれて、ありがとうございます。

・Thank you for inviting me to your birthday.
あなたの誕生日に招待してくれて、ありがとうございます。

お祝いしてもらったとき

・Thank you for your kind words.
ご親切なお言葉、大変ありがとうございます。

・Thank you very much for your regards.
お祝いの言葉をいただき、本当にありがとうございます。

・I appreciate your celebration message to us.
私たちへのお祝いのお言葉、ありがとうございます。

あらためてお礼をしたいとき

・Thank you again for your help.
重ねて感謝申し上げます。

・Thank you once again for everything that you’ve done.
あらためまして、いろいろと本当にありがとうございました。

・May I again offer my thanks.
あらためてお礼申し上げます。

例文どおりなのに英語が通じない……対処法を紹介

この記事でご紹介したような正しいフレーズのはずなのに、なぜか感謝の気持ちが伝わらないと悩む方もいるかもしれません。そういった方に向けて、アドバイスを2つお伝えします。

「音」を見直してみる

英語には、日本語にはない音がたくさんあります。例えば、日本語の母音は「あ・い・う・え・お」の5つですが、英語には少なくとも11の単母音があります。

英語にしかない音も含めて、一つひとつの音を正しく発音できるようになって初めて、単語や文章を正しく発音できるようになります。言い換えれば、日本語の音で話している限り、「伝わる英語」を話すことはできません。

まずは、英語の音のルールを理解し、そのうえでアルファベット一つひとつの発音を習得する必要があります。

「リズム」を見直してみる

英語のリズムにしたがって話していないと、正しい英文を話しているつもりでも相手に内容が伝わりません。日本語と英語はリズムも異なるため、英語特有のリズム感を習得することが大切です。

日本語は、それぞれの単語を同じ強さで話す、比較的平坦な言語です。一方、英語は抑揚の大きな言語で、文のなかに特に強く長く読む箇所があります。文字にすると同じ文章であっても、どこを強く読むかによって意味が違ってくるのが英語の特徴です。自分の言いたいことを正しく伝え、相手の言いたいことを正しく聞き取るためには、英語のリズムを習得する必要があります。

なお、音やリズムの見直しは、自分一人で行なうのが難しいものです。世界標準の英語を習得するために、ネイティブスピーカーからのフィードバックを受けながら、自身のアウトプットを磨き上げていくことをおすすめします。

また、音やリズムは身体的な運動なので、筋トレのように毎日コツコツ積み重ねる意識も大切にしてください。

TPOに応じた表現で感謝の気持ちを伝えよう!

感謝の気持ちを伝えるフレーズを知っておくことは、円滑な人間関係を築くうえでの土台となります。TPOに合わせた表現がすぐに出てくるように、何度も繰り返し練習してみてください。

なお、「伝わる英語」を話すためには、日本語とは異なる英語の音やリズムをしっかり身に付けておくことが必要です。これらのスキルがなければ、正しい発音で話せないうえに、相手の言っていることを正しく聞き取ることもできないでしょう。

音やリズムなどの基礎スキルは自分で習得するのが難しいため、ネイティブスピーカーのフィードバックを受けながら、正しいアウトプットを学んでいくことが大切です。

GSETでは、こうしたスキルをネイティブスピーカーとのマンツーマンで身に付けられるレッスンを提供しています。毎日の練習時間は30分程度なので、忙しい方でもスキマ時間があれば取り組めます。

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