英文のメールやチャットなどでは、よく略語が使われます。TPOに合わせてスマートに略語を活用できれば、テンポ良く会話を楽しむことができ、英語コミュニケーションがより円滑になるでしょう。

そこで今回は、よく使われる英語の略語をジャンル別に取り上げ、意味や例文を紹介します。コミュニケーションレベルをワンランクアップさせたい方は、ぜひ参考にしてください。

英語の略語は日常的に使われる

英文のチャットやメール、SNSの投稿などでは、暗号のような略語を見かける機会がよくあります。英語圏ではビジネスのやりとりを含め、コミュニケーションのなかで略語がよく使われるのです。

略語を使うと、スペルをすべて書く必要がないため、よりスピーディーに自分の意思を相手に伝えられます。よく見る略語を知って自分でも使えるようになれば、コミュニケーションの時間を短縮できます。特に、多忙なビジネスの場で略語を使いこなすことができれば、仕事そのものの効率化につながるでしょう。

また使い方によっては、相手との距離を縮められるという点も略語のメリットです。スマートに略語を使いこなせれば、グローバルな仕事の場でも一目置かれる存在になれるかもしれません。

ただし、のちほど詳しく解説するとおり、略語は状況に合わせて使うことが大切です。ビジネスで使われる略語もあれば、友人など親しい間柄でのやりとりでしか使われない、スラングに近い略語もあります。一つひとつの略語の意味を覚えるだけでなく、ふさわしい使用場面も一緒にインプットしておきましょう。

英語の略語【ビジネス編】

ここからは、実際によく使われる略語を、例文とともに見ていきます。最初に紹介するのは、ビジネスのやりとりで使われる略語です。

スケジュールや期限を示す表現

まずは、スケジュールや期限について言及する際、よく使われる略語を見ていきましょう。

・ASAP:as soon as possible
「なるべく早く」という意味です。「できるだけ早めに連絡してほしい」など、相手への要望として使うことが多い表現です。相手を急かす表現になるので、ある程度気心の知れた相手にのみ使うのが無難でしょう。

[例文]
Please confirm the time and venue ASAP.
時間と場所をなるべく早く連絡してください。

・EOB:end of business / COB:close of business / EOD:end of day
「(その日の)終業時間までに」という意味です。今日中に片付けるべきタスクがあるとき、今日のうちに仕上げてほしい作業があるときなどに使います。

[例文]
Can you send us the documents by COB today?
今日の終業時間までに、当該文書を送ってもらえますか?

・ETA:estimated time of arrival
「到着予定時刻」の略です。来社予定や、製品の受け取り予定があるときによく使います。

[例文]
Could you tell me the ETA?
到着予定時刻を教えてください。

・TBD:to be determined
「今後決定します」という意味。まだ決まっていないが今後決める予定であること、あるいは決めるべきことがあるときに使います。

[例文]
Full details of the schedule are TBD.
スケジュールの詳細は今後決定します。

・TBA:to be announced
「追って連絡します」「後ほどお知らせします」という意味です。TBDと同じ意味で使われることも多いのですが、TBAにはすでに決まっているが公式発表されていない、というニュアンスが含まれることがあります。

[例文]
Save the date for a meeting on October 10. Time & Location: TBA.
10月10日は会議ですので、空けておいてください。時間と場所は追って連絡します。

・JTLYK:just to let you know
「取り急ぎお知らせします」の意味です。相手に予定を聞かれて、ひとまず現時点での予定を伝えるときなどに使います。

[例文]
JTLYK that I’ll be available all next week except Wednesday.
取り急ぎのお知らせですが、来週は水曜日以外空いております。

意見を述べる・説明する表現

続いて、自分の意見を表明したり、考えを説明したりする際に使える略語を紹介します。

・IMO:in my opinion / IMHO:in my humble opinion
「私の意見では」「個人的には」という意味で、自己主張の前置きとして使います。一般的な意見や会社全体の意見、相手の意見などと切り分けて、自分個人としての考えを表明するときに用いる略語です。「IMHO(in my humble opinion)」とすると、「私の意見を言わせていただくと」のように、謙虚なニュアンスになります。

[例文]
IMO, the sales will increase in the next several years.
私の意見では、今後数年間で売上が増えると考えます。

IMHO, we need to discuss the issue again.
私の意見を言わせていただくと、私たちはその問題についてもう一度議論する必要があると思います。

・POV:point of view / IMPOV:in my point of view
「(〜の)観点から」という意味で、これから述べる内容の観点を明らかにできる表現です。「IMPOV」は「in my point of view」の略で、「私の見解(意見)では」という意味になります。

[例文]
POV of the budget, it may be difficult to hold that event.
予算の都合上、そのイベントを実施することは難しいかもしれません。

IMPOV, if he can’t do it, then nobody can.
私の意見ですが、彼にできないのなら誰にもできないでしょう。

・IOW:in other words
「言い換えると」「要するに」という意味。話した内容を別の表現で言い換えたり、これまで話したことをまとめて結論を述べたりする際に使います。

[例文]
The sales we got from this year’s campaign was double that of last year.
IOW, a huge success.
今年のキャンペーンで得た売上は昨年の2倍でした。つまり、大成功です。

・IAC:in any case
「いずれにしても」「とにかく」といった意味の略語です。長いやりとりの最後に要点をまとめ、結論を述べる際に使える前置きです。

[例文]
IAC, we have to make a decision within 24 hours.
いずれにしても、私たちは24時間以内に決断しなければなりません。

その他の表現

ビジネスで使われる略語はまだまだあります。便利な表現をもう少し見ていきましょう。

・FYI:for your information
「ご参考までに」「ちなみに」という意味で、参考程度の情報を書き添えるときに使います。

[例文]
FYI, the attached documents are the minutes of the last meeting.
ご参考までに、添付資料は前回までの議事録です。

FYI, more than 90% of our company’s sales come from repeat customers.
ちなみに、当社の売上の90%以上はリピーターのお客様によるものです。

・HTH:hope this helps
「お役に立てれば幸いです」という意味です。質問に答えたときや、何らかのサポートをしたときに付け加える表現です。

[例文]
Detailed instructions are attached. HTH.
詳しい説明書を添付しています。役に立つと良いのですが。

・NRN:no reply necessary
「返信不要」という意味です。リマインドなど、返事のいらないお知らせを送るときに使います。

[例文]
Here is the schedule for the upcoming event. NRN.
今度のイベントのスケジュールを送ります。返信不要です。

・RSVP:repondez s’il vous plait
これはフランス語由来の略語で、「出欠のお返事をください」という意味です。会議やレセプションなどへの出欠確認に使われます。ビジネス以外にも、パーティーの招待などでよく使われる表現です。

[例文]
Please RSVP by Friday by e-mail.
今週の金曜日までにEメールで出欠の返信をお願いします。

・TNT:till next time
「またお会いしましょう」の意味です。これもメールやメッセージの最後に使う表現です。

[例文]
Thank you for meeting me today. TNT.
今日はお会いしてくださりありがとうございました。またお会いしましょう。

英語の略語【アカデミック編】

続いては、論文などのアカデミックな文章で使われる略語を紹介します。

略語 もとの表記 意味 音読するとき
et al. et alii その他(人) and others
etc. et cetera その他(もの) and so on
i.e. id est すなわち that is
cf. confer 比較せよ/参照せよ compare
e.g. exempli gratia 例えば for example

これらの略語はすべて、ラテン語がもとになっています。声に出して読むときには、英語読みをしたほうが自然だといわれています。

英語の略語【カジュアル編】

SNSや友人同士のやりとりで使われるカジュアルな略語を紹介します。

略語 もとの表記 意味
2 to ~に
4 for ~に
B be である
U you あなた
BFF best friend forever 親友
BF boy friend 彼氏
GF girl friend 彼女
BAE before anyone else 誰よりも大事な人
PPL people 人々
lol laughing out loud 大笑いする
pls please お願い
bfn / b4n bye for now またね
Cya see you またね
Cyt see you tomorrow また明日
Np no problem 問題ないよ
thx / thnx thanks ありがとう
Sry sorry ごめんなさい
GN good night おやすみなさい
xoxo / hak hugs and kisses ハグとキス
jk just kidding 冗談だよ
nvm never mind 気にしないで
LMK let me know 知らせて
FC fingers crossed 幸運を祈る
TLC tender loving care 優しく愛情のこもったお世話
RIP rest in peace (死者に対して)安らかに眠れ

英語の略語【日常生活編】

曜日や月、単位など、一般的に使われる略語も確認しておきましょう。これらの表現は、ビジネスシーンで使われることも、友人との会話で使われることもよくあります。日本でよく見かける表現も少なくありません。

[曜日]
略語 もとの表記 意味
Mon. Monday 月曜日
Tues. Tuesday 火曜日
Wed. Wednesday 水曜日
Thur. Thursday 木曜日
Fri. Friday 金曜日
Sat. Saturday 土曜日
Sun. Sunday 日曜日
[月]
略語 もとの表記 意味
Jan. January 1月
Feb. February 2月
Mar. March 3月
Apr. April 4月
May. May 5月
Jun. June 6月
July. July 7月
Aug. August 8月
Sep. September 9月
Oct. October 10月
Nov. November 11月
Dec. December 12月
[単位]
略語 もとの表記 意味
yd yard ヤード
ft feet フィート
lb pound ポンド
oz ounce オンス
[その他]
略語 もとの表記 意味
DST daylight saving time サマータイム
FAQ frequently asked questions よくある質問
PIN personal identification number 暗証番号
VIP very important person 重要人物

ビジネスシーンで英語の略語を使う際のポイント

略語は非常に便利ですが、本来の表現を略すというその性質から、状況によっては相手に良くない印象を与えてしまうおそれもあります。特にビジネスシーンでは、シチュエーションを見極めて使うことが大切です。

相手との関係に応じて使い分ける

略語には、スラングといえるようなカジュアルなものから、フォーマルな文章でも使えるものまで、さまざまあります。さらにビジネスに用いる略語でも、カジュアル度合いはそれぞれ異なるため、同僚間で使うような表現をクライアントに対して使ってしまうと失礼にあたります。略語を使うべきか悩むシーンでは、あえて使わないほうが無難でしょう。

社内にネイティブスピーカーや、長く英語で仕事をしている方がいる場合には、どのように略語を使っているかよく観察してみましょう。それを真似しているうちに、表現の使い分け方がわかっていくはずです。

略語を多用しすぎない

あまりにもたくさん略語を使うと、暗号のような文章になってしまい、かえって読みづらくなります。また、略語を使いすぎると無礼に感じる人もいます。

略語は、たくさん使えば使うほど良いというものではありません。文章全体のバランスも考えて、必要な範囲内で使うように心がけましょう。

英語の略語の意味を調べる方法

今回紹介したもの以外にも、英語には多くの略語があります。今後、知らない略語に出会ったときのために、略語の意味を調べる方法を知っておきましょう。

略語を知りたいときには、Googleなどの検索サイトで「知りたい言葉 stands for」と検索してみてください。例えば「BTW」の意味を知りたいなら、「BTW stands for」と検索バーに入力します。すると、フリーの略語辞典サイトがいくつか表示され、知りたい意味にたどり着けるはずです。

なお、「stands for」は、「を意味する」という意味です。知りたいワードに「stands for」を付け加えて検索するのは、日本語で「とは」や「意味」を付け加えて検索するのと似たような手法だといえます。

また、略語が作られるときのルールを知っておいても役立つでしょう。英語の略語は、単語内の母音や、各単語の頭文字を取って作られるのが一般的です。

英語の略語を知ってコミュニケーションを効率化しよう

英語では、略語を使ったコミュニケーションがごく当たり前に行なわれます。忙しいビジネスの現場では、効率化のために略語を使うことがよくあります。

ただし、どんなときにも略語をたくさん使えば良いというわけではありません。相手との関係に応じて適切な表現を選ぶことが大切です。略語はTPOに応じて使用するよう、十分に気を付けましょう。

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