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社会のグローバル化にともない、日本でも英語力が求められる仕事が増えてきています。英語学習に取り組んでいると、「英語スキルを活かせる職業に就きたい」と考える方も多いのではないでしょうか。その他には、「英語力を高めることで、キャリアアップを目指したい」と意気込む方も少なくないでしょう。

今回の記事では、英語力を持っていると有利になる仕事をテーマに取り上げています。英語力のレベル別に、どういった職業で英語が重宝されるかを解説するので、ぜひ参考にしてください。

【初級レベル】英語ができれば働ける仕事(TOEIC600点未満)

まずは、初級程度の英語を話せることによって、有利になる仕事を紹介します。初級のレベルとしては、TOEICのスコア600点未満の英語力を目安としてください。

タクシー運転手

ビジネスや観光など、さまざまな目的で、多くの外国人が日本を訪れています。その際、外国人が空港や観光地、ホテルへの移動手段として、タクシーを利用します。

しかし、異国の地での移動を不安に思う外国人も多いはずです。そのため、タクシー運転手として最低限の英語が喋れるだけでも、乗客に安心感を与えられ、他の運転手と差をつけられるでしょう。

円滑なコミュニケーションを行ないながら、スムーズに目的地にたどりつくことができれば、日本での滞在そのものが良い印象になるのではないでしょうか。

飲食店、小売店などの接客スタッフ

訪日外国人旅行者が訪れる観光地や繁華街の店では、英語が話せるスタッフの需要が高い傾向にあります。そのほか、外国人の来客比率が高い外資系のスーパーやカフェなども、英語力を活かす場所としておすすめです。

英語を話すお客様が来店した際に、自信を持ってにこやかに英語で対応できると、店舗としての価値が上がるでしょう。また、商品の詳細や関税のことなど、さまざまな質問を受けることもあるかもしれません。そのようなシーンで的確に対応できるスタッフは、店舗のレベルを上げる貴重な人材として重宝されるはずです。

テーマパークスタッフ

日本のテーマパークは、外国人にも人気の高い観光スポットです。受付やアトラクションの案内スタッフ、施設内設備の運行・管理スタッフ、レストランやショップのスタッフなど、さまざまな職種で英語が役立ちます。

お客様に寄り添い、その場に応じた適切なコミュニケーションを取ることは、テーマパークでのお客様の体験をより豊かにすることにつながるでしょう。

旅行会社の店舗スタッフ

旅行会社の店舗においても、英語力のある人材が求められます。旅行の相談や申し込み、パッケージツアーの企画・販売、交通機関や宿泊施設の手配など、多くの場面で英語力や海外経験が大いに役立つでしょう。

外国人のお客様に対応する際には、旅行商品の説明や旅行条件書の説明などを、英語で行なうケースがあります。予約の流れやキャンセルに関する規定など、しっかりと説明しなければならない事柄が多いので、英語力を持ったスタッフは非常に重宝されるでしょう。

カウンターでの対応はもちろん、電話やメールでの問い合わせ対応など、活躍できるシーンは数多くあります。

ホテルスタッフ

ホテルスタッフのおもな仕事は、宿泊、料飲、宴会、管理、営業、調理の5つに大きく分けられます。そのなかでも、宿泊部門のフロントスタッフは特に英語を使う機会が多いため、一定以上の英語力があるのが望ましいとされています。

チェックインやチェックアウトを円滑に済ませることはもちろん、館内設備やサービス、周辺の施設などをスマートに案内できれば、お客様の滞在がより心地良いものとなります。結果的に、ホテルにも良い印象を抱いてもらえることでしょう。

貿易会社などの事務スタッフ

貿易会社など、海外とのコミュニケーションが多い会社では、事務スタッフにも英語力を求められることが少なくありません。担当ポジションによっては、海外向けの文書の作成などを任される可能性もあります。

このような会社の事務スタッフを目指す場合、特に「読む」「書く」のスキルを磨いておくと有利になるでしょう。英語での文書やメールの書き方を身に付けておけば、活躍の場も広がります。

美容部員

外国人をおもなターゲットにした化粧品売場でも、英語ができるスタッフは歓迎されます。特に空港の免税店や、人気の観光地にある百貨店などで美容部員として働く際には、英語力は大きな強みとなります。

美という繊細な感覚が大切な仕事だからこそ、丁寧なコミュニケーションがお客様の満足度を高めてくれるでしょう。英語力を身に付けて、ホスピタリティの高い接客を実践できれば、ブランドとしての国際的な評判にもつながるかもしれません。

【中級レベル】英語ができれば働ける仕事(TOEIC800点未満)

続いて、中級程度の英語が話せることによって、有利になる仕事を取り上げます。中級レベルの目安として、TOEIC800点までの英語力をイメージしてください。

ツアーコンダクター

ツアーコンダクターはお客様の旅行スケジュールを管理し、行程の案内や宿泊・食事・観光の手配、トラブル時の対応などを行ないます。海外ツアーに添乗する機会もあるため、ある程度の英語力が必須となる職業の一つです。

規定などを理解できるリーディング力、各種申し込みなどで必要なライティング力はもちろん、スピーキング、リスニングのスキルもしっかり鍛えておくとよいでしょう。

コールセンタースタッフ

国際的な大企業のコールセンターでは、外国人のお客様からの問い合わせが入るケースも考えられます。そのため、英語での顧客対応が必要になることも少なくありません。基礎的な英語だけでなく、ビジネスで用いられる英語表現についてもしっかりと学ばなければならないでしょう。

コールセンターのスタッフは、企業の代表として丁寧な表現で対応することが重要です。したがって英語力のほかに、お客様の立場に立って、スムーズに問題を解決できるコミュニケーション力も求められます。

航空管制官

航空管制官とは、空港の管制塔からパイロットに情報を与えたり、飛行ルートの指示を出したりする仕事です。英語が必須の職業と思われがちですが、英語力の条件は特に設けられていません。

条件ではないとはいえ、その業務の性質上、中級程度の英語力があるに越したことはありません。日本の空港で働く場合も、会話はすべて英語で行なわれます。安全を守るためには、正確なコミュニケーションが取れる英語力が必須といえるでしょう。

大使館事務員

大使館事務員のおもな業務は、その名のとおり事務処理です。事務員ではありますが、海外から来た外交官との打ち合わせなどのために、英語でコミュニケーションを取る機会もあります。

大使館のスタッフである限り、英語で満足に意思疎通できることは当然のスキルとして求められるでしょう。読み書きはもちろん、対面でのコミュニケーションに困らない程度の英語力があると望ましい職業です。

米軍基地のスタッフ

日本にはいくつかの米軍基地があります。米軍基地内には、飲食店やショッピングモールのほか、携帯ショップ、保育園、美容院、スポーツジムまで、生活に必要なすべての施設がそろっています。基地にいる兵士は、これらの施設を利用して暮らしているのです。

こうした米軍基地内の施設で働くことも、英語力のある方の選択肢の一つになりえるでしょう。日本にいながらアメリカ人に囲まれて働くことになるため、必然的に英語を使うことになります。

キャビンアテンダント、グランドスタッフ

世界中のお客様と接する、キャビンアテンダントやグランドスタッフには、もちろんある程度の英語力が求められます。安全で快適な空の旅を支えるためには、重要事項の説明ができたり、お客様と基本的なコミュニケーションが取れたりしなければなりません。

日系航空会社のキャビンアテンダントや、グランドスタッフに必要な英語力はおおむねTOEIC600点以上と定められており、英語試験や英語面接が課される場合もあります。外資系の航空会社に勤める場合には、さらに高い英語力が必要です。企業によっては「堪能」といわれるレベルの英語力を求められることもあります。

また、キャビンアテンダントの場合、より高い英語コミュニケーション力を持つ人材に、ファーストクラスなどの上級クラスが任されています。

【上級レベル】英語ができれば働ける仕事(TOEIC800点以上)

最後に、上級程度の英語スキルがあることによって、有利になる仕事を見ていきましょう。ここでは上級レベルの目安として、TOEICスコア800点以上を想定しています。

外資系企業の社員

外国企業が設立した日本法人、外国企業が経営権を持つ日系企業、外国企業の日本支社など、日本にはさまざまな外資系企業があります。そうした外資系企業のなかには、オフィスが日本国内にあるにもかかわらず、公用語が英語というところも少なくありません。

外資系企業では、「流暢な英語が話せて当たり前」とされることが多くあります。そのうえ、徹底した成果主義で厳しい環境であることが一般的ですが、その分、大きなリターンも期待できるでしょう。

しっかりと成果を出せば、それが明確に評価されて収入に反映されます。自分の可能性を存分に試すことができる環境だといえるでしょう。

総合商社の社員

総合商社では、世界を股にかけた大プロジェクトを動かす機会が多くあります。グローバルなコミュニケーションが求められるシーンも多くあり、世界レベルの英語力が必須といえるでしょう。

さらに、総合商社で勤めるなかで、駐在員として海外で仕事をする機会が出てくるかもしれません。その場合は、現地スタッフとの円滑なコミュニケーションはもちろん、現地生活の基盤を築くためにも、実践的な英語力が必要になります。

国際機関のスタッフ

国際連合(UN)、世界保健機関(WHO)、国連児童基金(UNICEF)などで働く国際公務員には、当然ハイレベルな英語力が求められます。さらに、これらの機関で働く場合には、修士号以上の学歴と専門知識も必須です。

グローバル化が進むなか、各国が協力して国際的な課題に対応する必要性も増しています。そのような状況下で、国際機関の運営を担う一員になれば、大きなやりがいを感じられるでしょう。

通訳者、翻訳者

最後に紹介するのは、英語の通訳や翻訳の仕事です。通訳者や翻訳者として活躍するには、ネイティブスピーカーに準じる非常に高い英語力が必要です。英語力のほかにも、専門分野の知識が求められることはいうまでもありません。

近年では、人工知能による通訳や翻訳の仕組みが開発されていますが、人工知能は曖昧なニュアンスを適切に解釈するのがまだまだ苦手です。やはり質の高い通訳・翻訳には人間の言語能力と知識が必要であり、この状況はもうしばらく続くでしょう。

フリーランスとして独立し、やりがいのある仕事を手がけ、高収入を得ている通訳者や翻訳者もいます。一人前になるまでの道のりは厳しいものですが、挑戦しがいのある職業だといえるでしょう。

英語ができれば、あらゆる仕事で有利になる!

今回の記事では、英語スキルがあることで重宝されて有利になりやすい仕事を、英語力のレベルごとに紹介しました。

グローバル化にともない、これまで英語が必要なかった職業でも、英語力を持つ人材が求められるようになってきています。国際協力の必要性は、今後ますます高まると考えられます。高い英語スキルを持つ、世界で活躍できる人材へのニーズがなくなることはないでしょう。

これからの時代、どういった仕事においても、英語ができないとチャンスを失うおそれがあります。逆にいえば、英語力を高めておくことで、自分の力を存分に発揮できる可能性が高まる時代ともいえます。

話す・聞くといった実践的な英語スキルを身に付ければ、活躍の場は大きく広がるでしょう。重要なDecision making(意思決定)が問われる、大きなプロジェクトにも携われます。

ぜひ、世界レベルの英語コミュニケーションスキルを習得して、国内外のさまざまな場所であなたの能力を発揮してください。

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