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【音声付き】英語面接の対策法まとめ!よくある質問や回答例、ポイントを徹底解説
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英語を職場の公用語としている企業や、業務のなかで頻繁に英語を使う職種では、採用面接を英語で実施することがあります。英語面接は、「英語で行なわれる」ということ以外にも日本語の面接と異なる性質があるため、専用の対策を練っておくことが重要です。
そこで今回の記事では、英語面接の効果的な対策方法や英語面接のポイント、よく聞かれる質問、マスターすべきフレーズを解説します。転職や就職で英語面接に臨む予定のある方は、ぜひ参考にしてください。
記事の目次
英語面接を成功させるためのポイント
まずは、英語面接に臨むうえでのポイントを解説します。英語面接を攻略するコツは日本語面接のコツとは少し異なるので、以下で紹介する3点について、しっかり押さえておきましょう。
面接官が「何を見ているのか」を知っておく
面接を成功させるためには、まず面接官が何をチェックしているかを理解しておきましょう。
英語面接では能力、経験、人柄も見られていますが、当然のことながら、英語で話して聞く力、すなわちコミュニケーション力もチェックされています。
そして、ぜひ知っておいてほしいのは、英語力によって知性や教養レベルなどまでジャッジされるケースが多いということです。話す内容は大切ですが、まず土俵に上がるためにも、一定レベルの英語力を身に付ける必要があるでしょう。
相手の目を見て堂々と話す
相手の目を見て話すのが苦手な日本人は、少なくありません。日本のコミュニケーション文化において、特に目上の人と話すときには、相手の目をじっと見すぎると失礼だという感覚があります。
しかし、英語圏において、アイコンタクトをとるのは社会人に必須のマナーです。相手から目をそらすことが逆に失礼だとみなされるので、注意してください。
英語面接では、英語圏のコミュニケーション文化になじめるかどうかも、チェックされています。「相手の目を見て話せるかどうか」は、そのチェック項目に含まれていると考えてよいでしょう。相手が面接官という目上の存在であっても、臆せずしっかりと相手の目を見て話すことが大事です。
質問の意味がわからなかったときには、必ず聞き返す
面接中、相手の言ったことがわからなかったり、内容にあまり自信が持てなかったりするシーンがあるかもしれません。そのようなときは、すぐに聞き返すようにしましょう。
曖昧な返事をしたり、当てずっぽうで答えたりするのはNGです。ビジネスの場では、わからないことをそのままにする人や、わかったふりをする人は歓迎されません。
わからないことがあったら、質問力をアピールするくらいのつもりで、堂々と質問しましょう。そうすれば、マイナス評価になることはありません。
関連記事:
英会話で相手に質問したい!便利なフレーズと会話のコツを紹介
なお、この記事の後半では、質問に使える便利なフレーズを紹介しています。ぜひ面接準備に活用してください。
英語面接の準備5ステップを紹介
英語面接が成功するかどうかは、事前の準備にかかっています。準備しておくべきことは何なのか、またどういった手順で準備を進めていけば良いのか、5つのステップに分けて紹介します。
STEP1:自分の経歴を見直す
面接に臨む際には、自らのキャリアやスキルを記した職務経歴書を提出します。その職務経歴書で提示した自分の情報を、面接の場でさらに深く話せるように準備しておかなければなりません。なぜなら、面接官は経歴書の情報をもとに質問をすることが多いからです。
自分が書いた職務経歴書をあらためて読み返し、どういうことを質問されそうか、どの部分を深く掘り下げられそうか、あらかじめ考えておきましょう。想定質問とそれに対する答えのリストを作っておくと安心です。
STEP2:企業理解を深める
自分についてあらためて把握できたら、次に企業についての理解を深めます。事業内容や、自分が応募するポジションに求められることだけでなく、企業文化についても調べておくとよいでしょう。
自分の経験やスキル、特性と組み合せて、「自分が会社にどう貢献できるか」や「自分を採用することで会社がどのようなメリットを得られるか」を考えることが大切です。いかに才能豊かな人物でも、「自社で活躍できそうにない」と面接官が感じれば、不採用になってしまいます。
単に企業についての知識を得るだけでなく、「この企業に対しては、どういった視点からどのような角度でアピールすれば、最も効果的に自分の魅力が伝わるか?」という視点で、企業を分析してみましょう。
STEP3:面接官への質問を用意する
企業とのミスマッチを避けるためには、応募者から面接官への質問、いわゆる「逆質問」も効果的です。逆質問は、応募者としての意欲を見せることにもつながります。
逆質問に関しても、あらかじめ質問事項をいくつか用意しておくと安心です。ただし、「逆質問することが目的になっている」と思われないよう、本当に知りたいこと、質問する意義のあることを尋ねるようにしましょう。
STEP4:関連単語をリストアップして覚える
次に、自分の経歴や、転職・就職先の業務に関連する用語をリストアップして、会話のなかで自然に使えるようにマスターしておきましょう。
文字情報として知っている表現でも、いざ当日話そうとすると、パッと口から出てこないことはよくあります。面接で使われる可能性がある単語は、いつでもすらすら出てくるようになるまで練習しておくことが大切です。
STEP5:本番を想定して練習を重ねる
上記4点の準備を行なったうえで、本番の練習を重ねていきます。特に初めての英語面接である場合、英会話講師やエージェントなどに相手になってもらい、英語と内容両方のフィードバックをもらうとよいでしょう。
なお、英語の言い回しについて的確なフィードバックを受けるために、必ず一度はネイティブスピーカーに受け答えの様子を見てもらうようにしてください。
英語面接の流れと便利なフレーズ
英語面接の一般的な流れと、それぞれの場面で使える便利なフレーズを紹介します。ぜひシミュレーションの参考にしてください。
英語面接の流れ(1)挨拶
面接は、面接官との挨拶からスタートします。先に述べたとおり、相手の目をしっかり見て、笑顔で堂々と挨拶することが大切です。
挨拶には以下のようなフレーズを用いて、面接の時間を取ってくれたことへの感謝を伝えます。
・Pleased to meet you.
お会いできて光栄です。
・Thank you for giving me the opportunity to talk to you today.
本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。
なお、英語圏では握手をするのが一般的なので、求められたら変に遠慮せず、きちんと応じましょう。印象が良くなるので、こちらから握手を求めるのもおすすめです。
英語面接の流れ(2)自己紹介
挨拶に続いて、簡単な自己紹介をします。以下のようなフレーズを用いるとよいでしょう。
・My name is ~.
私の名前は~です。
・I’ve been working as a sales representative for an advertising company for five years.
私は広告会社で5年間、営業として働いています。
英語面接の流れ(3)本題
挨拶、自己紹介が済んだら、本題に入ります。次章で紹介しているような質問がされることが多いので、しっかり自分の考えを述べられるよう、回答を整理しておきましょう。
英語面接の流れ(4)スモールトーク
本題が終わったあとには、ごく簡単なスモールトークをする場合もあります。ただし、「スモールトークで盛り上がった=面接がうまくいった」とは限らないので、注意が必要です。
参考記事:
英語での雑談を楽しむコツとは?場面別の定番フレーズを紹介
【音声付き】英語面接でよくある質問7選とその回答例
面接でよくある質問には、あらかじめ回答を準備しておくことをおすすめします。幅広い回答が可能な質問については、いくつか回答バリエーションを持っておくと、会話の流れに合わせて自然な受け答えをしやすくなるでしょう。
ここでは、英語面接でよくある質問とその回答例を、音声データ付きで掲載します。
Q1. あなた自身について教えてください
[質問例]
・Tell me about yourself.
あなた自身について教えてください。
・Describe yourself.
あなた自身のことを説明してください。
・Let me know how you think others would describe you.
他の人が、あなたのことをどのように表現すると思うか教えてください。
[回答例]
・After graduating from ○○university, I joined △△company.
私は○○大学を卒業したあと、△△社に入社しました。
・I have been working in the marketing department for three years, and I am in charge of web marketing.
私は3年間マーケティング部で勤務し、Webマーケティングを担当しています。
・On a personal note, I like to learn new things and I am good at working with my peers to solve problems.
個人的なことをいえば、新しいことを学ぶのが好きで、仲間とともに問題解決にあたるのが得意です。
Q2. なぜ転職したいと考えているのですか?
[質問例]
・What was the reason for leaving your last job?
なぜ転職しようと思ったのですか?
[回答例]
・I started feeling that I would like to work for a bigger company with more opportunities for growth.
成長機会の多い、より大きな会社で働きたいと思い始めたためです。
・I started to feel like I wanted to take on some new challenges.
何か新しい挑戦をしたいと思い始めたためです。
Q3. なぜ弊社を選んだのですか?
[質問例]
・Why are you interested in this company?
なぜ弊社に興味を持ったのですか?
・Tell me why you want to work here.
なぜここで働きたいのですか?
[回答例]
・You are the most innovative company in this industry. I would like to apply my experience and achievements to the development of products such as the ○○ that your company is researching.
貴社はこの業界で最も革新的な企業です。私は、貴社が開発している○○のような製品の開発に、これまでの経験・実績を活かしたいと思っています。
・Your company is multinational and values diversity. That is one of the reasons why I want to work here. I am excited to work in an environment where I can collaborate with people from different backgrounds.
御社が多国籍企業であり、多様性を尊重していることが、私がここで働きたいと思う理由の一つです。さまざまなバックグラウンドを持つ人たちと、協力しながら目標を目指せる環境にわくわくします。
Q4. あなたの長所と短所を教えてください。
[質問例]
・What are your strengths and weaknesses?
あなたの長所と短所は何ですか?
[回答例]
・I’d say that my greatest strength is my curiosity about new things and my willingness to take on challenges. I take great enjoyment in coming up with new ideas for projects that have never been undertaken before, and from working closely with colleagues to complete them.
私の最大の強みは、新しいことへの好奇心とチャレンジ精神だと思います。これまでにない企画のアイデアを出し、仲間とともにプロジェクトをやり遂げることに喜びを感じます。
・I’d say that one of my biggest weaknesses is that I tend to focus on perfecting every detail. Lately, I have been trying to visualize the overall picture before starting and during a project.
私の最大の弱点は、細部まで完璧を求めすぎてしまうことだと思います。最近は、完璧主義に陥らないように、最初にプロジェクトの全体像をイメージするようにしています。
Q5. これまでの仕事で最も困難だったことはどのようなことですか?
[質問例]
・What has been the most difficult part of your job so far?
これまでの仕事のなかで最も困難だったことは何ですか?
・Describe a time when you solved a difficult problem at work.
仕事の難しい課題を解決したときのことについて教えてください。
[回答例]
・I had a hard time when I was assigned to a project by myself for the first time. Even though I thought I knew how to proceed, when it came time for me to take charge of the entire task on my own, I found I couldn’t progress how I wanted, which affected overall performance.
初めて一人でプロジェクトを任されたときには、苦労しました。プロジェクトの進め方をわかっていたつもりでも、いざ自分一人ですべてを担当して進めるとなると思いどおりに進めることができず、進捗にも影響をおよぼしてしまいました。
・However, after I realized that I didn’t have to do everything by myself and started consulting with others, things started to improve. A variety of information was shared amongst team members, and this optimized the group’s overall workflow.
しかし、「すべてを自分ひとりで抱え込む必要はない」と気付き、周りに相談するようになってからは、状況が好転していきました。さまざまな情報がチームに共有されるようになり、チームとしての業務も効率化されました。
Q6. ○年後、どうなっていたいですか?
[質問例]
・Where do you want to be in five years?
5年後、どうなっていたいですか?
・What are your goals for the next five to ten years?
5~10年後のゴールは何ですか?
[回答例]
・In five years, I would like to further polish my design skills and become a leader of the design team.
5年後には、デザインスキルをさらに磨き、デザインチームのリーダーになっていたいと思います。
・I would like to contribute to the creation of a comfortable working environment where team members can collaborate proactively, by introducing new tools to improve work efficiency.
新しい技術を取り入れて業務効率化を進め、チームメンバーが主体的に仕事に取り組める働きやすい職場環境づくりに貢献したいと思っています。
Q7. いつ入社可能ですか?
[質問例]
・When can you start working with us?
いつから働けますか?
[回答例]
・I’d love to start working immediately, but I feel obligated to give at least two months’ notice to my current employer.
すぐにでも御社で働きたいのですが、現在の職場では最低でも2ヵ月前に離職を告知しなければなりません。
【音声付き】英語面接で役立つ質問フレーズ7選
英語面接を成功させるためには、質問フレーズをマスターしておくことも重要です。定番の質問表現を押さえておきましょう。
うまく聞き取れなかったときの質問
・Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか?
・Could you speak more slowly, please?
もう少しゆっくり話してくださいますか?
・I’m sorry, I don’t understand what you mean.
すみませんが、おっしゃっている意味がわかりません。
面接官への逆質問
逆質問では、調べればわかることや面接官がすでに話したことについて尋ねたり、待遇面のみにフォーカスした質問をしたりするのは避けましょう。
以下に、逆質問の例をいくつか挙げたので、参考にしてください。
・Why has the position become available?
今回のポジションの募集背景を教えてください。
・What motivated you to join the organization?
あなた(面接官)が御社に就職した際の動機をお聞かせいただけますか?
・What plans does the organization have for future development?
御社の今後のビジネスプランについてお聞かせください。
・What do the people who are successful in your company have in common?
御社で活躍している人に、何か共通点はありますか?
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面接の最後には、時間を取ってもらったことに対するお礼を述べます。以下のような表現を使うとよいでしょう。
・Thank you very much for your time today, Mr./Ms. ○○.
○○様、本日はお時間をいただきありがとうございました。
・It was my pleasure meeting with you.
お会いできて光栄でした。
・I look forward to speaking with you soon.
また近いうちにお話できるのを楽しみにしております。
英語面接には、万全の準備で望みましょう!
英語面接では、話す内容だけでなく、英語で話す力、聞く力も見られています。能力や経験をきちんと評価してもらうためにも、一定レベルの英語力を身に付けてから面接に臨みましょう。
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