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人と人とのコミュニケーションにおいて、「雑談」の役割は大きいものです。雑談というと簡単なように思えますが、「自然な表現や相槌がとっさに出てこなくて困った……」という経験をお持ちの方も多いかもしれません。

英語でのコミュニケーションをより円滑にしたいなら、雑談スキルは欠かせません。グローバルな職場で活躍するためにも、雑談力を向上させることは非常に大切だといえます。

そこで今回は、雑談に使う定番のフレーズや、コミュニケーションを円滑にしてくれる自然な表現をテーマ別に紹介します。英語で雑談するときのコツも解説しますので、同僚や友人、知人と雑談を楽しみたいと思っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

雑談は英語コミュニケーションの潤滑油

雑談には、場の緊張をほぐしてコミュニケーションを円滑にする効果があります。ビジネスの場でも、相手との信頼関係を築き、なごやかに会話を進めるために、上手に雑談をする力が必要です。

特に英語圏では、雑談を省いていきなり本題に入ることが、好ましく思われない傾向にあります。つまり、英語でのコミュニケーションにおいて、雑談力は必須のスキルなのです。

Google社による2015年の調査で、メンバーの能力や働き方ではなく「心理的安全性」こそがチームの生産性に影響することがわかりました。そして心理的安全性は、雑談のようなコミュニケーションで高まるとされています。一見無駄に思えるような会話がメンバー同士の信頼感を高め、チームをより強くしてくれるのです。

また、雑談のなかで問題解決への思わぬ糸口が見えてくることもあります。会議などと異なり、着地点を決めずに交わす気軽な会話には、柔軟な発想や斬新なアイディアが生まれる可能性が秘められています。

テレワークの導入によって業務中の雑談が減り、それまで以上に雑談の意義を感じるようになった方も多いかもしれません。貴重な雑談の機会を十分楽しむためにも、英語で雑談するコツをつかみ、頻出フレーズをマスターしておきましょう。

英語での雑談を楽しむ5つのコツ

英語でスムーズに雑談をするには、いくつかコツがあります。ここでは、特に大切な5つのコツを紹介します。日本語で雑談するコツと重なるところもあれば、少々異なるところもあるので、ぜひチェックしてみてください。

雑談に適した話題とフレーズを知っておく

雑談を楽しみたいけれど、「何を話せば良いのだろう」「話題が見つからない」と悩んでしまう方も少なくありません。しかし、雑談といっても定番の話題があるものです。雑談向きの話題と使える定番フレーズをあらかじめ知っておけば、話す内容に悩んだり沈黙に陥ったりせずに済みます。

具体的には、天気や週末の過ごし方、相手の服装や持ち物をほめる、といったライトなものがおすすめです。これらの話題で使える具体的なフレーズは、後ほどご紹介します。

幅広いリアクションの表現を身につけておく

会話のリズムを形成する重要な要素が、リアクションです。母国語で話すときにはあまり意識していないかもしれませんが、私たちは普段の会話のなかで、非常に幅広いリアクションをとっています。

英語の雑談でも、その場に応じたリアクションができると話が弾みます。さまざまな状況に対応できるよう、多彩なリアクションや相槌の表現を身につけておきましょう。

プライベートを詮索しない

雑談だからといって「なんでも話して良い」というわけではありません。「結婚していますか」などのプライベートな話や、役職、収入、勤め先、住所といったような「ステータス」に関することを詮索するのはNGです。

親しみやすく、しかし丁寧な態度を心がけ、どんなときにもほどよい距離感を保つのが、心地良い雑談のポイントです。

共通点を見つけて話題を広げる

人は、自分と共通点のある人に安心感を抱きやすいものです。何気ない話のなかで互いの共通点を見つけて話を広げると、良い関係を築きやすくなります。

互いに同じ趣味を持っているなどのわかりやすい共通点のほか、よく行くお店や週末の過ごし方が同じなど、雑談のなかで見つかる共通点は多いものです。無理やり共通点を見つけるというよりも、自然な会話を交わすうちに、「私も同じです」と言ってみるのがおすすめです。

相手の目を見てにこやかに話す

会話をするときには、恥ずかしがらずに相手の目をまっすぐ見て、にこやかに話しましょう。これは、相手が目上の人であっても同様です。

日本では、特に相手が目上の人である場合、「相手の目を見すぎると失礼になるのでは」と心配する方もいます。しかし、英語圏のコミュニケーションで、そうした心配は無用です。まず相手の目を見て、笑顔で挨拶するところから始めましょう。そうすると互いの緊張や警戒がほぐれて、スムーズに会話を始められます。

英語での雑談に使えるフレーズ(1)会話を始める

雑談に使えるフレーズをテーマごとに紹介します。まずは、会話を始めるときのフレーズです。

[初対面やそれに近い人に対して]
Hello, how are you today? My name is 〇〇〇〇.
こんにちは。〇〇〇〇と申します。

・Please call me △△.
△△と呼んでください。

・Nice to meet you./Good to see you.
お会いできてうれしいです。

・Pleasure to meet you./It’s a pleasure to meet you.
お会いできてうれしいです。(より丁寧な表現)

・I think we’ve never spoken before.
これまで一度もお話ししたことがないですね。

・You might not remember me, but we met at the year-end party last year.
覚えていないかもしれませんが、昨年の忘年会でお会いしました。

[顔見知りの同僚に対して]
・Hi, how’s it going?
やあ、調子はどう?

I’m OK.
大丈夫。

Not bad.
悪くないよ。

Pretty good.
とても良いよ。

I’m excellent.
すごく元気だよ。

・How are you doing?
お元気ですか?

I’m doing great. How about you?
元気にやっています。あなたはどうですか?

英語での雑談に使えるフレーズ(2)天気について話す

日本語の雑談と同様に、英語の雑談でも天気のことはよく話題にのぼります。幅広い相手に対して使えるテーマなので、ぜひ定番フレーズを覚えておきましょう。

・The weather is so nice today!
今日は本当に良い天気ですね!

・We have lovely weather today.
今日は良い天気ですね。

・It’s a sunny day today.
今日はよく晴れていますね。

・It’s a beautiful day, isn’t it?
今日は素晴らしい日ですね。

・Sadly, the weather is gloomy today.
あいにく、今日は天気がどんよりしていますね。

・Lately, it’s been cloudy everyday.
最近毎日曇っていますね。

・It looks like it might rain. You should take your umbrella.
雨が降りそうですね。傘を持っていったほうが良いですよ。

・I hope the rain will stop soon.
早く雨が止むと良いのですが。

・It’s really cold / hot today!
今日は本当に寒い/暑いですね!

・It’s really humid today.
今日は本当に湿度が高いですね。

・It’s a bit chilly outside.
外は少し肌寒いです。

・I miss summer.
夏が恋しいです。

・It’s been getting warmer recently.
ここのところ、暖かくなってきましたね。

・What’s the weather like tomorrow?
明日はどういった天気になるのでしょう?

It will be sunny/cloudy/rainy.
晴れる/曇る/雨が降るでしょう。

英語での雑談に使えるフレーズ(3)余暇の過ごし方について話す

「週末や休暇をどのように過ごしたか」は、仕事仲間と交わす雑談の定番といえる話題です。相手の体験を聞いたり、自分の体験を話したりして会話を楽しみましょう。

・How was your vacation /weekend?
休暇/週末はどうでしたか?

It was great /awesome /wonderful.
素晴らしかったです。

It was pretty good.
とてもよかったです。

It was good.
よかったです。

It was OK / all right.
まあまあでした。

It was terrible / awful.
最悪でした。

・Where did you go?
どこに行ったのですか?

We went camping.
キャンプに行きました。

We went skiing.
スキーに行きました。

We traveled around 〇〇.
〇〇じゅうを旅しました。

I visited my uncle.
叔父に会いに行きました。

I went shopping.
買い物に行きました。

I stayed home all the time and did housework.
ずっと家にいて、家事をしていました。

・How did you get there?
どうやって行ったのですか?

By car /train /ferry /air.
車/電車/フェリー/飛行機で行きました。

・What did you do there?
そこで何をしましたか?

We did some sightseeing.
観光しました。

We enjoyed the peace and quiet.
静けさと穏やかさを楽しみました。

英語での雑談に使えるフレーズ(4)服装や持ち物について話す

相手の身につけているアイテムをほめるのは、雑談の基本の一つです。そこから、お互いの趣味や買い物のことなどに話が広がることもよくあります。

・Nice shoes / tie / watch / bag / dress!
素敵な靴/ネクタイ/時計/かばん/ドレスですね!

・I really like your shoes / tie / watch / bag / dress.
その靴/ネクタイ/時計/かばん/ドレスはとても素敵ですね。

・The shoes / tie / watch / bag / dress looks really good on you.
靴/ネクタイ/時計/かばん/ドレスがとてもお似合いですね!

・Where did you buy it?
どこで買ったのですか?

I got it at a store in front of the station.
駅前の店で買いました。

It’s a gift from my husband.
主人からの贈り物なんです。

英語での雑談に使えるフレーズ(5)相槌を打つ・リアクションする

相槌は、会話を弾ませる大切な要素です。幅広いリアクションをマスターしておけば、いろいろな話題や状況に上手く対応し、さらに会話を広げることもできます。リアクションにはしっかり感情を込めて、「あなたの話を興味深く聞いていますよ」という気持ちを伝えましょう。

・I see.
なるほど。

・That’s true.
たしかに。

・Right. / Sure.
そうですね。

・Exactly. / Indeed. / Absolutely.
まったくその通りです。

・I think so too.
私もそう思います。

・Me too.
私もです。

・Really?
そうなんですか。/本当に?(語尾を上げると大きく驚くニュアンスになる)

・Wow!
わあ!

・Amazing! / Awesome!
すごい!

・No way. / You’ve got to be kidding.
まさか嘘でしょう。

・That’s good / bad / terrible / cool.
良いですね/残念ですね/ひどいですね/かっこいいですね。

・That must be fun / tough.
それは楽しい/きついでしょうね。

・That must have been fun / tough.
それは楽しかった/きつかったでしょうね。

・You must be tired / nervous.
それはお疲れでしょう/緊張するでしょう。

・You must have been tired / nervous.
それは疲れたでしょう/緊張したでしょう。

英語での雑談に使えるフレーズ(6)会話を終わらせる

会話を切り上げるところまで、スマートにこなしたいところです。そろそろ会話を終わりたいと思ったら、以下のようなフレーズを使いましょう。「もっと話したいけれど、用事があるのでこのへんで」というニュアンスで会話を終わらせるのが基本です。

・I’m sorry, but I have to go.
すみません。もう行かなければなりません。

・Nice talking to you.
お話できてよかったです。

Nice talking to you too.
こちらもお話できてよかったです。

・Talk to you later.
またあとでね。(親しい同僚に対して)

See you later.
うん、またあとで。(親しい同僚に対して)

雑談スキルを高めて英語コミュニケーションを円滑に!

雑談は、信頼関係を築くためにとても重要なものです。特に英語圏では、ビジネスミーティングであっても、本題に入る前に雑談を交わすことが当たり前とされています。業務を円滑に進めるためにも、雑談スキルは必須といえるでしょう。

英語の雑談では、相手の目をまっすぐ見て、にこやかに話すことを心がけてください。今回紹介したような定番の話題と、そこで使えるフレーズを押さえ、リアクションも複数マスターしておけば、会話を楽しめるはずです。

それでも「相手の話がなかなか聞き取れない」「フレーズを知っているのに相手に伝わらない」とお悩みの方は、英語の基礎スキルを改めて学ぶタイミングなのかもしれません。

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