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最短距離で英語が身に付く7つの勉強法まとめ【GSET流】
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「英語の勉強を始めたい」と思っても、忙しい日々のなかで多くの勉強時間を割くのはなかなか難しいものです。ビジネスパーソンのなかには、英語力を身に付けたいが勉強時間が足りず、葛藤している方も少なくないでしょう。
そこで今回の記事では、最短距離で英語力を身に付けるための勉強法を紹介します。無駄のない勉強法を知りたい方、スキマ時間を使って効率的に勉強するコツを知りたい方は、ぜひ記事の内容を参考にしてください。
英語勉強中の方が犯しがちなミス
効率の良い勉強のポイントを理解するためには、まず「こうなってはいけない」という例を知っておくことが大切です。今まさに似たようなミスを犯していると気付いた方は、今すぐ方向転換しましょう。
勉強の順番を間違える
忙しい人ほど犯してしまうミスとして、いきなり上級者向けの勉強法から始めてしまうことが挙げられます。上級者向けの勉強法とは、例えばシャドーイングや聞き流し学習のことです。
「シャドーイングで英語スキルが上がったという記事を読んだ」「聞き流し学習なら忙しくても英語力が身に付くと聞いた」という方もいるかもしれません。
たしかに、シャドーイングや聞き流し学習にも一定の効果はあります。しかし、その効果を得られるのは、すでに英語の基礎を十分に身に付けた方が、さらにスキルアップを目指す場合のみです。英語学習の初期や中期にこれらの学習に取り組んでも、あまり役に立たないケースが多いでしょう。
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一度にたくさん勉強しようとする
忙しいビジネスパーソンのなかには、「時間のある休日にまとめて勉強しよう」と考える方も少なくないかもしれません。熱心な方や努力家の方ほど、一度に何時間もまとめて勉強しようとする傾向にあります。
しかし、一度に学習する量がどれほど多くても、その学習の方向性が間違っていたり、学習自体を継続できなかったりすると、得られる効果も薄いです。
また、成果を急いで、一度に勉強しすぎるのは、モチベーションの面でも障害を生む可能性があります。「あんなに勉強したのに全然結果が出ない」と、反動が出る可能性があるためです。
あれもこれもと、さまざまな方法・教材に手を出す
情報収集が得意な方にありがちなのが、いろいろな勉強法や教材に次々手を出すというミスです。
最近は、インターネットを通じて膨大な情報を手に入れられるようになりました。Webサイトや動画、SNSなど、さまざまな媒体で多くの情報が見つかります。なかにはもちろん有益な情報もありますが、見境なく情報を取り入れていると優先順位が付けられなくなります。
その結果、どれも中途半端に終わってしまうことが少なくありません。
受験英語と同じ方法で勉強してしまう
英語を学びたいと思っているビジネスパーソンのなかには、受験生時代に英語を熱心に学習し、テストで良い成績を収めた経験を持つ方も多いのではないでしょうか。かつて学業成績がよかった方ほど、その成功体験を活かそうとして、受験英語と同じ方法で学習を進めてしまうことがあります。
しかし、社会で使う実践的な英語は、いわゆる受験対策用の勉強では習得できません。ペーパーテストで問われる能力と、コミュニケーションで求められる能力は大きく異なるからです。受験と同じようにやっているのに英語力が向上しないと悩んでいる方は、今のやり方を見直すことから始めたほうが良いかもしれません。
効率的に英語を勉強する4つのポイント
それでは、最短距離で英語を身に付けるためのコツを見ていきましょう。忙しい日々のなかで効率的に英語を勉強するために、特に重要となるポイントを4つ紹介します。具体的な勉強法を考える際には、常に以下のポイントを守れているかをチェックしてみてください。
土台となるスキルを最初に身に付ける
英語学習に限らず、何かを学ぶときには、まず土台をしっかり身に付けることが重要です。安定した土台を築き上げれば、その後の学習効率は飛躍的に上がります。
のちに詳しく説明しますが、英語力の土台となるのは発声、音、リズム、英語思考の4つのスキルです。これらをまず習得してから、次のステップに進むとよいでしょう。
「ちょっとずつ」を毎日積み重ねる
英語を聞いたり話したりすることは、いうなれば「身体的な運動」であるため、英語の勉強はスポーツや楽器の練習とよく似ています。したがって、毎日少しずつ学習を継続し、身体でそのスキルを覚え込むことが大切です。
逆に、一気に知識を詰め込もうとしてもなかなか身になりません。「英語筋」を手に入れるための筋トレをするつもりで、毎日短時間のトレーニングを積み上げていきましょう。
独学とレッスンをうまく組み合わせる
英語学習には、知識型の学習とスキル型の学習があります。知識型に当てはまるのは、単語学習や文法学習などの知識をインプットする学習です。一方のスキル型には、発声や発音の練習、即座にレスポンスする練習など、アウトプットの学習が該当します。
知識型の学習は独学で進められるため、通勤時間などのちょっとした時間に一人で進めると、効率的な勉強ができるでしょう。
ただし、スキル型の学習に関しては独学ではなく、ネイティブスピーカーによるレッスンを活用することをおすすめします。発声や発音などのトレーニングを行なう際は、自分のアウトプットが適切かどうか、常にフィードバックを受けながら進めることが重要だからです。
英会話の独学については、以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方はこちらもご覧ください。
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英会話は独学できる?独学におすすめの勉強法と学習のコツ
目的を明確にして実践的な学びを進める
最後のポイントは、自分が目指すゴールを明確に定めることです。ただ漠然と「英語力を上げたい」と思っているだけでは、具体的にどのような勉強をすべきかが定まりません。自分は英語を使って何ができるようになりたいのか、具体的な目的を設定することで、やるべきことが自ずと明らかになります。
「英語での会議で自信を持って発言したい」「英語の電話にスムーズに対応したい」「海外赴任先で快適に生活したい」など、さまざまな目的や目標があるでしょう。一度、自分のゴールを明確に言語化し、そのゴールに向けて、受験勉強とは異なる実践的な学習を進めてください。
最短距離で英語が身に付く7つの勉強法
次に、具体的な勉強法を見ていきましょう。
効率的に英語を学ぶための勉強法として、この記事では7つの方法を紹介します。まだ取り入れていない勉強法があれば、ぜひ試してみてください。
英語と日本語の違いを理解する
実践的な英語を使いこなすための基礎スキルとしては、「発声法」「音」「リズム」が挙げられます。これら3つに共通するのは、英語と日本語で大きな違いがあることです。まずはその違いを学び、英語のルールを理解することが英語学習の出発点になります。
例えば、日本語は鼻や口先を使って平たい声で話し、英語は喉や胸を使って響きのある声で話す、という発声法の違いがあります。英語の発声法でしか出せない音やリズムがあるので、まずは声の出し方をマスターすることが重要です。
このほか、英語で使われる単独のアルファベットや、アルファベットの組み合わせ一つひとつには、固有の「音」があります。なかには、日本語の音には存在しないものもあるため、音を正しく識別し、正確に発するスキルも重要です。
リズムという面においては、日本語にはない「ストレス」や「アクセント」を中心に、強弱を持って話すことが英語の大きな特徴です。
これら日本語と英語の違いについては、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひこちらも併せてご覧ください。
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英語上達のカギは「発声法」にあり!トレーニングの方法やポイントを解説
【音声付き】英語の発音記号一覧|英語の「音」に挑戦してみよう!
英語はリズム感が超重要!4つの基本ルールと簡単トレーニング法を紹介
英語の音とリズムを身体で覚える
英語の発声法を習得するのと同時に、英語特有の音とリズムを反復練習で習得していきましょう。
先ほど説明した「日本語との違い」を意識しながら、地道に発音やリズム感を身に付けると、単語や長い文章も正しい発音で話せるようになります。自分が正しく発音できるようになれば、人が発音している内容も聞き取って認識できるようになるので、リスニングスキルもぐんぐん伸びていきます。
このとき重要となるのは、フィードバックをネイティブスピーカーから受けて、正しい方法で進めることです。誤ったフィードバックを受けると、不適切な音やリズムが身体に刻み込まれてしまいかねません。一度身に着けたものを修正するのにはかなりの時間を要するため、十分に注意しましょう。
英語思考を身に付ける
頭のなかにある考えをそのまま英語にできるように、英語専用の思考回路を構築することを意識しましょう。
例えば、受験で英作文をするときにはいったん日本語で文章を考え、それを英訳して答えを書いても問題ないかもしれませんが、会話ではそうはいきません。生きた会話では、相手の問いかけにテンポ良く答えることが最重要だからです。
自分の考えを直接英語で表現できるようになれば、会話がスムーズになり、楽しくなります。この思考回路は一朝一夕で構築できるものではないからこそ、初心者のうちから意識しておくことが大切です。
言いたいことを言うために文法を学ぶ
文法学習は「言いたいことを言うため」に取り組むものです。
そのためには、文法書を辞書のように活用しましょう。頭から文法書の内容を覚えていくような取り組み方は、実践的な英語学習には不要であり、非効率的です。「こういうことを言いたいときは、どういった言い回しが適切なのだろう?」という疑問を解決するために、文法を学んでみてください。
この順序で取り組むことで、単に義務感から文法を勉強するよりも、知識が定着しやすくなるでしょう。文法学習については以下の記事でも紹介しているので、こちらを参考にしてください。
関連記事:
英会話に文法は必要?知識を実践につなげるための学習法とおすすめ教材
「音」に着目して中学レベルの単語をマスターする
「英語の基礎といえば単語」というイメージがあるかもしれません。たしかに、最低限の単語力は必要ですが、基本的には中学レベルの単語をマスターできていれば十分です。
重要なのは覚える単語の量ではなく、覚え方です。「音」に着目し、スペルと意味だけでなく、発音やアクセントもセットで覚えるとよいでしょう。
これまで字面だけを覚えていた方も、発音・アクセント記号をチェックして、音声とともにインプットするようにしてください。以下の記事では音声付きで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
参考記事:
【音声付き】英語力を高める4つの発音ルールと併せて習得したい基礎スキル
英語のニュースや洋画などを活用する
映画や音声で、ネイティブスピーカーが話す英語の響きに触れることも、英語力の向上に効果的です。正しい英語の型(音やリズム)が蓄積されると、目指すべき正しい英語がイメージしやすくなるでしょう。
ニュース、映画、YouTube、ラジオなど、自分が利用しやすいメディアを通して、ネイティブスピーカーの言葉に触れてみてください。特に、興味の持てる内容であれば、モチベーションも維持しやすくなります。
リスニングの勉強法を詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。
関連記事:
【英会話】リスニングは鍛えられる!最速で成果を上げる勉強法を解説
Siriと会話してみる
自分の英語がどれくらい伝わるか、Siriに話しかけて試してみるのもおすすめです。日常で使えそうな質問はもちろん、変わった質問を投げかけて、通じるかどうかトライしてみましょう。
数あるバーチャルアシスタントのなかでも、Siriの英語音声認識スキルは高い印象です。できればSiriの利用をおすすめしますが、他のアシスタントを使ってもよいでしょう。
英語の勉強は、基礎スキルの習得から始めよう!
英語力を最短距離で身に付けるには、基礎的なスキルの習得からスタートすることが大切です。まず取り組みたいのは、発声、音、リズムという3つの分野です。英語と日本語の違いを理解することから始めて、毎日少しずつ練習しながら、英語の感覚をつかんでいってください。
学習を進める際には、レッスンなどでネイティブスピーカーのフィードバックを受けることが重要なポイントです。文法のような知識型の分野には自身で取り組むなど、レッスンと独学のバランスを取りながら学習を進めましょう。
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