英語学習
英語を学べば人生が変わる!英語学習のメリット10選を全解説
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現代の日本社会では、英語学習に取り組むのは「良いこと」だと一般的に思われています。
なぜ英語を学ぶことが良いことなのか、普段はじっくり考える機会があまりないかもしれません。しかし、英語学習に行き詰まりを感じたときには「そもそも英語を学ぶメリットって何だっけ?」と、思いを巡らせることもあるのではないでしょうか。
英語力を身に付けるメリットを知り、なぜ自分が英語を学ぶのかを明確に意識できれば、学習のモチベーション向上につながります。そこで今回の記事では、英語学習のおもなメリットとして10項目を取り上げて解説します。
記事の目次
英語を学ぶメリット【ビジネス編】
この記事では、英語学習のメリットをカテゴリ別にお伝えしていきます。まずは、ビジネスシーンにおけるメリットを見ていきましょう。
世界を相手にビジネスができるようになる
日本では、少子化による人口減少にともない、国内市場の縮小が懸念されています。したがって日本では、海外市場に進出する企業が今後ますます増えていくことが見込まれています。
海外市場で取引をしたり、海外企業とチームを組んだりするときには、世界の共通言語である英語を用いることになるでしょう。このとき、あなたが英語を使いこなせるビジネスパーソンなら、ビジネスチャンスをつかみやすくなります。
「英語を使いこなす」というのは、実践的なコミュニケーションができるという意味です。実践的なコミュニケーションとはすなわち、英語を用いて正しく思考し、話した英語が問題なく通じ、相手の英語を正確に聞き取り、解釈することを指します。
逆に、こうした実践的なコミュニケーションができないと、信頼関係が構築できず、ビジネスはなかなかうまくいきません。これはビジネスに限らず、プライベートの関係でも同様です。
英語は、グローバルな環境で豊かな人間関係を築き、ビジネスを推し進めていくための強い武器となるのです。
参考記事:
ネイティブレベルの英語とは?日本人が目指すべきゴールと14の勉強法
就職活動・転職活動の強い武器になる
ビジネスの国際化が進み、業務のなかで英語力を求められるシーンが増えてきました。そうした状況下で、英語を話せる人材の需要はますます高まっています。一部企業のなかには、一定以上の英語力を応募時の必須条件とするところもあるほどです。
採用責任者を務める中高年世代には、実用的な英語を使える方が少ないため、英語力があれば、高く評価してもらえる可能性があると考えられます。また、積極的に実践的なスキルの獲得に取り組む姿勢も評価されるはずです。
就職活動や転職活動を控えているなら、英語を学んでおいて損はないでしょう。
昇進・昇格のチャンスをつかみやすくなる
英語を学ぶと、社内での昇進・昇格への道が開ける可能性も高まります。
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会の調査によると、TOEIC®のテストスコアを昇進・昇格の際に「要件としている」「参考としている」「新たに要件・参考とする可能性がある」と回答した企業の比率は、約4割にのぼりました。
同じ調査によると、役職ごとに要件・参考とするTOEIC® Listening & Reading TESTのスコアの平均は以下のようになります。
役職 | 要件・参考とするTOEIC® L&Rスコア(平均) |
---|---|
係長・主任 | 515 |
課長 | 530 |
部長 | 565 |
役員 | 600 |
出典:
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」
同協会では、実際にTOEIC®スコアを昇進・昇格の要件としている企業の例を公表しています
企業名/業種 | 昇進・昇格の要件(TOEIC® L&Rスコア) |
---|---|
A社/建設・土木 | 係長・主任への昇進・昇格には650点が必要 |
B社/化学・薬品 | 昇進・昇格には600点が必要 |
C社/食品 | 係長・主任、課長への昇進・昇格には600点が必要 |
D社/電機・精密機器 | 係長・主任へは650点が必要 課長以上へは700点が必要 |
E社/情報通信・通信サービス | 係長・主任へは500点が必要 課長へは600点が必要 部長以上へは720点が必要 |
F社/商社 | 昇進・昇格には700点が必要 |
出典:
【活用事例】昇進・昇格の要件|団体のご担当者様|【公式】TOEIC Program|IIBC
このような具体例を見ると、英語力がいかに昇進・昇格に役立つかをイメージしやすいのではないでしょうか。英語学習は、自分の可能性をよりいっそう広げるための強力な手段となりえます。
参考記事:
海外赴任が決まったのに英語ができない……起こりうる問題と英語上達のヒントを解説
英語を学ぶメリット【人生編】
英語学習は、人生をより豊かにしてくれるものでもあります。仕事や勉強に限らず、人生のさまざまな局面で得られるメリットを見ていきましょう。
国籍や言語の壁を越えて、世界中の人とコミュニケーションがとれる
英語を公用語・準公用語としている国は54ヵ国あり、そのうち、英語を第一言語としている国は19ヵ国です。また、世界の英語人口(英語を実用レベルで使用している人の数)は15億人以上といわれています。2021年現在の世界総人口は推定78億人なので、英語人口は総人口の約20%を占める計算です。
つまり、英語を話せるようになるだけで、世界中の多くの人々とコミュニケーションをとれるようになります。国籍や言語の壁を越えてさまざまな人とつながれば、視野もぐんと広がるでしょう。
ただし、このメリットを得るには、ただ英語を話せるようになるだけでなく、英語でのコミュニケーション文化も併せて学ぶ必要があります。それは英語のやりとりにおいて、自分の伝えたいことをわかりやすく発信し、相手の話していることを素早く的確に解釈することが重要視されるためです。
ビジネス・カジュアルの場を問わず、このポイントを理解していないと、一気に信頼感が失われるだけではなく、さまざまなチャンスを逃してしまうかもしれません。
言い換えれば、英語でわかりやすく話すスキルと、相手の発言を素早く理解するスキルを習得できれば、一気にチャンスが増えるということです。
入手できる情報量が格段に増える
あらゆる分野の最新情報は、英語で発信されるケースが大半です。英語を使いこなすことができれば、世界中の最新情報をいち早く入手できます。
同じニュースでも、国内メディアより海外メディアの発信が早かったり、国内メディアの報道と海外メディアの報道で、ニュアンスや充実度が異なったりすることはよくあります。また、ビジネスに役立つニュースや世界のトレンド情報だけでなく、最新の学術論文を読むためにも、英語のスキルが必要です。
このように、英語力があると、情報をキャッチするアンテナが大きくなります。質の高い情報を得られる環境は、人生のあらゆる場面で役立つでしょう。
自信につながる
日本では義務教育でも英語を学びますが、残念ながら英語に強い苦手意識を持つ日本人は多いものです。実際に、日本人の「英語下手」は世界的に有名だといわれています。
こうした背景から、日本では「英語を話せる人=デキる人」とみなされやすい傾向にあります。英語力を身に付ければ周囲からの評価が上がるほか、なにより自分自身に自信が持てるようになるはずです。
英語は筋トレやスポーツと似ており、正しい方法でコツコツとトレーニングを積めば、誰でも、確実に習得することができます。練習を重ねて身に付いたスキルは、自分を支えてくれる大きな自信となることでしょう。「自分に自信がない……」という方こそ、英語を学ぶのがおすすめです。
人生の選択肢が増え、視野が広がる
英語を話すことができれば、日本以外の場所での仕事や生活が可能になるため、人生の選択肢が一気に広がります。
英語圏で活動できるという意味ではもちろん、英語を学ぶなかで、これまで気付いていなかった新たな選択肢に出会うこともあるでしょう。
進学、就職、転職、結婚、子育て、老後の生活など、あらゆるライフステージで、日本の常識にとらわれない選択をすることができるため、自然と視野も大きく広がっていくはずです。
英語を学ぶメリット【アカデミック編】
英語力は、学業や研究などの分野でも大きな力となります。ここでは、アカデミックなシーンにおけるメリットを紹介します。
進学・留学など、進路の選択肢が増える
英語力が高いと、高校進学や大学進学が有利になるのはもちろんのこと、海外留学などの新たな選択肢を検討することも可能になります。
また、高い英語力を武器に有名大学や名門大学に進学・留学できれば、充実した環境で学業や研究に取り組めるだけでなく、将来の就職・転職の際にも有利に働きます。
英語を学ぶことは、自らの未来を切り開いていくことでもあるのです。
世界トップレベルの教育を受けるチャンスが開ける
英国の教育誌『タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)』が発表した世界大学ランキングによると、日本の最高学府とされる東京大学は35位、京都大学は61位にランクインしましたが、上位200校に入った日本の大学はその2校のみでした。
出典:
World University Rankings 2022 | Times Higher Education (THE)
世界最高峰とされる大学は、いまだアメリカやイギリスなどに集中しています。つまり、英語ができれば、世界トップレベルの教育を受けるチャンスをつかめるということです。
より恵まれた環境で、志とスキルの高い仲間たちと学業や研究に励みたいなら、英語学習がその第一歩となるでしょう。
奨学金などの支援が受けられる可能性もある
進学・留学を目指す際に、高い英語力を証明できれば、返済不要の奨学金を受けられるケースがあります。家庭の事情で進学が難しい方も、英語を学ぶことで道が開ける可能性があるのです。
特に、莫大な費用がかかる海外留学には、奨学金が強い味方になります。気になる方はぜひチェックしてみてください。
英語を学ぶメリットはわかるけれど……勉強が続かない方へのアドバイス
「英語を学ぶメリットはわかっていても、勉強が続かない」「最初はやる気があっても、勉強を始めるとすぐに挫折してしまう」というケースは非常に多く見られます。そういった方には、毎日少しずつ練習するクセを付けることをおすすめします。
英語はスポーツと一緒で、何時間もかけてまとめて勉強する日をときどき設けるのではなく、毎日コツコツと練習することが不可欠です。一度にたくさん勉強しようと思うからこそ、やる気も起きづらくなります。毎日歯みがきをするのと同じような感覚で英語学習に取り組めるようになれば、勉強が苦ではなくなるでしょう。
「朝30分だけ早く起きて出社前に勉強する」「入浴から就寝までのあいだに勉強する」など、他の習慣と結び付ける形で取り組むと、自然に勉強を習慣にできます。ぜひ試してみてください。
また、勉強するポイントに関しては、以下の点を見直してみることをおすすめします。
・基礎となる4つのスキル(発声法、音、リズム、英語思考)が身に付いているか?
・正しい方法を用いて、効率良く学習ができているか?
・ネイティブから適切なフィードバックを受けて、自分の英語を軌道修正できているか?
・学習のモチベーションを保つ工夫をしているか?
早期に正しい方法で基礎スキルをマスターしておくと、そのあとの学習がぐんと楽になり、楽しくなります。勉強がなかなか進められないという方は、以下の記事も参考にしながら、学習方法を見直してみてください。
参考記事:
英会話は独学できる?独学におすすめの勉強法と学習のコツ
英会話を上達に導く7つのコツ!スムーズなコミュニケーションを楽しもう
英語を学ぶメリットは無限大!
ビジネスシーン、アカデミックなシーン、そして人生のあらゆるシーンにおいて、英語は多くの選択肢を提示し、新たな世界への道を照らしてくれます。一人ひとりが持っているポテンシャルを活かし、より良い未来を切り開いていくための武器として、英語を学んでいきましょう。
英語力は、一度に多くの時間と労力をかけるよりも、毎日コツコツ少しずつ練習していくことで、より効率的に身に付きます。英語学習を日々の習慣にして、筋トレをするように地道に英語力を鍛えていきましょう。それを続ければ、いつの間にか新しい世界が目の前に広がっているはずです。
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