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国際的な市場で活躍していると、クライアントへのプレゼンテーションや国際学会での発表など、英語でのプレゼンを求められる機会があります。特に、初めての英語プレゼンに臨むときは「日本語でも緊張するのに、英語でうまくプレゼンできるのだろうか」と不安になる方も多いでしょう。

英語プレゼンは、コツを押さえてしっかり事前に準備をしておけば、難しくはありません。そこで今回の記事では、英語プレゼンを成功させるコツや、「これを使っておけば間違いない」という定番フレーズ、あらかじめ準備しておきたいことなどを紹介します。

英語プレゼンに臨む前に知っておきたい3つのポイント

英語でプレゼンをするにあたって、理解しておきたい「基本の心得」があります。まずは、これらについて1つずつ見ていきましょう。

プレゼンの目的は「伝えること」

「プレゼン内容はおもしろいはずなのに、終わったあとに質問が来ない」「しっかり内容を練り上げたのに、オーディエンスに届いている感じがしない」といった経験をしたことはないでしょうか?

上記のような現象は、プレゼンが「あらかじめ考えた内容をただ読み上げる」だけになっている場合に起こりやすい傾向があります。

プレゼンの目的はオーディエンスに物事を伝えることであり、スライドなどの資料を読み上げることではないはずです。1対1のコミュニケーションと同じで、文章を読み上げているだけでは、伝えたいことは伝わりません。

プレゼンを成功させるには、いきいきとした表情と聞き取りやすい言葉でオーディエンスに向き合い、一人ひとりに語りかける意識が重要です。また、身振りや手振りを交え、全身で伝えたいことを表現するのもポイントです。

あくまでも「伝えること」がゴールだということを、準備段階から本番を終えるまで、常に意識しておきましょう。

双方向のコミュニケーションを目指す

プレゼンは、コミュニケーションの一種です。したがって、プレゼンにおいても普段の会話と同様に、一方的にこちらの言いたいことを伝えるだけでは、相手に良い印象を与えづらくなってしまいます。

プレゼン後の質疑応答の時間を大切にするのは、基本中の基本といえるでしょう。プレゼンの最中もオーディエンスの反応を確認しながら、話す速度や口調などを変えることができると理想的です。

プレゼン中に情報のキャッチボールを楽しめるようになれば、プレゼン初心者卒業といえるでしょう。

内容だけでなく英語力も大切

英語プレゼンにおいては、「内容が良ければ英語の質はどうでも良い」というわけではありません。内容が素晴らしくても、相手が理解できない英語では、伝わるはずのものも伝わらないのは当然です。

また、なんとか内容が伝わったとしても、いわゆる「なまり」が強すぎると信頼性が低下し、プレゼンテーション自体の質が低いとみなされることもあります。

つまり、勝負の土俵に乗るためには、国際標準の英語力を身に付けておくことが必要です。

関連記事:
ネイティブレベルの英語とは?日本人が目指すべきゴールと14の勉強法

英語プレゼンの基本構成

英語プレゼンは、以下のようなパートから成り立っています。

1.イントロダクション:オーディエンスとの関係を築く
2.ボディ:本論部分を説明
3.コンクルージョン:内容をまとめて理解を促進する
4.質疑応答:質問を受け付ける

なお質疑応答には、最後にまとめて受け付けるパターンと、随時受け付けるパターンがあります。

この基本構成にしたがって内容を組むことで、自然な流れで効率的に情報を伝えられます。ボディの部分を「プレゼンの本体」と考えてしまいそうになりますが、それ以外の部分もプレゼンの成功に欠かせない重要なパートです。

特に、質疑応答は「おまけ」と考えず、オーディエンスとの関係をさらに深める大切な時間と心得ましょう。

英語のプレゼンをスマートにこなすための定番フレーズ68選

ここからは、英語のプレゼンで積極的に活用したい定番フレーズを紹介します。

【英語のプレゼン】イントロダクションで用いるフレーズ

まずは、イントロダクションで使える定番フレーズです。

・挨拶・自己紹介
・Good morning / afternoon / evening, everyone.
皆様、おはようございます/こんにちは/こんばんは。

・It’s a pleasure to welcome you today.
本日、皆様をお迎えすることができて大変うれしいです。

・I’d like to thank you for giving me the chance to speak here today.
本日、この場でスピーチする機会を与えてくださったことに感謝します。

・My name is ○○ and I am responsible for △△.
私の名前は○○で、△△を担当しています。

・I’m ○○ from the △△ department.
△△部の○○と申します。

・プレゼンの目的の提示
・The purpose of today’s presentation is ~.
本日のプレゼンテーションの目的は~です。

・Today, I’d like to talk about ~.
本日、~についてのお話をいたします。

・In today’s presentation I’m hoping to give you an overview of ~.
本日のプレゼンテーションでは、~の概要を紹介したいと思います。

・My presentation will help you solve problems at work.
私のプレゼンテーションは仕事上の問題を解決するのに役立つでしょう。

・プレゼンの概要説明
・My talk is divided into 6 parts.
私のプレゼンは6つのパートに分かれています。

・I’ll start by talking about ~. Then, ~. Finally ~.
まず、~の話から始めます。次に~、最後に~についてお話しします。

・所要時間・質疑応答についての説明
・I’ll be speaking for about 45 minutes.
45分程度お話しさせていただきます。

・If you have any questions, I’ll answer them at the end of this presentation.
ご質問がありましたら、このプレゼンの最後にお答えします。

・If you have any questions, I will be happy to answer them during the presentation.
何かご質問があれば、途中でもお受けいたします。

【英語のプレゼン】ボディで用いるフレーズ

次に、プレゼンの本題を述べるときに使える表現を見ていきましょう。

・説明の開始・話題の転換
・In this part, I would like to tell you about ~.
ここでは、~についてお話しします。

・In this section, let me introduce you to ~.
このセクションでは、~について紹介します。

・I think we’ve covered everything about ~ now.
これで~については、すべてカバーしていると思います。

・Now, I’d like to turn to ~.
さて、次は~についての話に移りたいと思います。

・問題提起
・As you know,~.
ご存知のように、~です。

・You may not know that ~.
ご存知ないかもしれませんが、~です。

・具体例の紹介
・An example is ~.
例を挙げると、~です。

・To illustrate this, let’s look again at ~.
これを説明するために、もう一度、~を見てみましょう。

・By way of an example, let’s consider ~.
例として、~を考えてみましょう。

・原因・要因の提示
・~ is a key factor.
~が要因です。

・Another factor is ~.
もう一つの要因は~です。

・比較
・Having discussed A, we can see that the same principle applies to B.
Aについて見てきて、Bでも同じ法則が当てはまることがわかります。

・In A, profits increased, but in B, profits decreased. Aでは利益が増えましたが、Bでは利益が減少しています。

・グラフ・チャート・数字の説明
・Let’s take a look at these figures. この数値を見てみましょう。

・As you can see from this figure,~.
この図を見ればわかりますように、~です。

・This is a graph that shows ~.
これは、~を示すグラフです。

・Sales grew rapidly last month.
先月、売上が急激に伸びました。

・The number of customers drastically decreased last month.
先月、顧客数が急激に落ち込みました。

・Last year’s profits were stable.
昨年の利益は安定していました。

・見解の提示
・In my opinion,~.
私の意見では、~です。

・It seems to me that ~.
~のように見受けられます。

・This graph shows that ~.
このグラフからわかるように、~です。

・重要事項の強調
・The most important thing is ~.
最も重要なことは、~です。

・Let me emphasize ~ to solve this problem.
この問題を解決するために、~について強調して伝えさせてください。

・言い換え・要約
・To put it simply,~.
簡単にいうと、~です。

・In other words,~.
言い換えると、~です。

・Let me summarize the main points of this section.
このセクションの要点についてまとめさせてください。

・Before moving on to the next topic, I would like to summarize this section.
次の内容に移る前に、このセクションを要約したいと思います。

・The main point I’d like to make in this section is that~.
このセクションの要点は~です。

【英語のプレゼン】コンクルージョンで用いるフレーズ

続いては、プレゼンの締めに使える定番フレーズを紹介します。

・コンクルージョン開始の合図
・That brings us to the end of the final section.
これで最後のセクションが終わりました。

・This concludes my presentation.
これで私のプレゼンテーションは終わりです。

・Everything I wanted to say has been covered.
私が述べたかったことはこれですべてです。

・要点の提示
・Now, if I can just summarize the main points.
では、要点をまとめさせていただきます。

・If I may summarize, ~.
要約させていただくと、~です。

・This is a brief summary of one of the points I want to make.
私がお伝えしたいことを簡単にまとめてみました。

・結論の提示
・In conclusion, ~.
結論として、~です。

・I’d like to conclude by making the following points.
次のポイントを指摘することで結論としたいと思います。

・What can we conclude from these findings?
これらの調査結果から導き出される結論は何でしょうか?

・感謝と締めの挨拶
・Thank you all for your attention.
ご清聴ありがとうございました。

・Thank you for listening.
ご清聴ありがとうございました。

【英語のプレゼン】質疑応答で用いるフレーズ

質疑応答で使うフレーズも、しっかり押さえておきましょう。

・質疑の受付
・If there are any questions, I would be pleased to answer them.
ご質問があれば喜んでお答えします。

・If you have any questions, please don’t hesitate to ask.
ご質問がございましたら、ご遠慮なくお尋ねください。

・質問への感謝
・Thanks. That’s an interesting question.
ありがとうございます。興味深い質問ですね。

・Thank you. That’s a tough question.
ありがとうございます。難しい質問ですね。

・Yes, that’s a very good point.
大変良いご指摘です。

・質問の確認
・Thanks for asking about~.
~についてお聞きいただきありがとうございます。

・Are you asking about~?
~についての質問ですか?

・If I understand correctly, is your question about ~?
理解が正しければ、あなたの質問は~についてですか?

・質問に答えられないときの対応
・I can’t give you a definite answer, but I think that~.
明確にお答えすることはできないのですが、~と思います。

・I’m sorry, but we don’t have enough information yet.
申し訳ありませんが、その点についてはまだ十分な情報がありません。

・That is difficult to explain. Could we discuss it later?
説明が難しいので、のちほどお話しできますか?

・I don’t actually know the answer off the top of my head, but I’ll try to get back to you on that later.
すぐにはお答えが頭に浮かばないのですが、のちほど回答させてください。

・質疑受付の終了
・I’ll accept one more question.
質問をもう1つ受け付けます。

・If there are no more questions, we’re done. Thank you very much.
他に質問がなければこれで終了します。ありがとうございました。

英語プレゼンのクオリティを上げるコツ

最後に、英語プレゼンを質の高いものにするためのコツを3つ紹介します。ぜひ実践してみてください。

必ずリハーサルを行なう

プレゼンのクオリティは、ほとんど準備段階で決まります。「本番のテンションでなんとかなるだろう」という楽観的な思い込みは捨てて、必ず綿密なリハーサルを繰り返しましょう。

リハーサルでは、本番環境をきちんと意識することが大切です。「練習モード」でリハーサルをしても、本番の役には立ちません。機器などの環境はもちろん、自分の意識も「本番モード」に切り替えたうえでリハーサルを行なってください。

また、リハーサルは1人で行なうのではなく、上司や英語のネイティブスピーカーのフィードバックを受け、内容と英語表現の両方をブラッシュアップしていけると理想的です。

質問を想定して、あらかじめ回答を準備しておく

質疑応答でどのような質問が出そうか、事前に予想しておきましょう。さまざまな角度からの質問とその答え方を想定しておくことで、本番でうろたえなくて済みます。

また、良い質問というものは、物事に潜む課題を浮かび上がらせてくれるものです。自分のプレゼンに対して自分で質問を考えてみることで、内容の抜け漏れや説明不足の部分がわかり、プレゼンそのもののクオリティが上がる効果もあります。

ぜひ、本番前に質問と答えをイメージする時間をとり、それに合わせて内容を改善してみてください。

声の出し方を見直す

せっかく良い内容のプレゼンを用意していても、英語力が足りないせいでうまく伝わらず、低く評価されるのは非常にもったいないことです。

プレゼンの命は「声」であり、説得力のある声で話すことが非常に重要です。英語の発音に気を付けているのになぜか伝わらない場合には、発声法が「日本語仕様」のままになっているのかもしれません。

英語と日本語では発声法が大きく異なります。英語の発声法を用いて話さなければ、正しい音やリズムに則った「英語らしい英語」を話すことはできないのです。

鼻や口先で声を出す日本語とは異なり、喉の奥から声を出す英語の発声法を、この機会に身に付けておきましょう。英語の発声法やそのトレーニング方法は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事:
英語上達のカギは「発声法」にあり!トレーニングの方法やポイントを解説

英語プレゼンは、内容・英語力の両面を強化して!

英語でのプレゼンを成功させるには、内容の質を高めることはもちろん、英語で話す力、聞く力を高めることも重要です。国際レベルの英語力を身に付けたうえで、オーディエンスと双方向のコミュニケーションを意識して準備をすれば、質の高いプレゼンができるでしょう。

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