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社会人留学したい方必見!おもな選択肢8選とアドバイス、Q&Aを紹介
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海外留学に年齢制限はないため、社会人になってからでも挑戦することは可能です。社会人になってからの留学では、語学力だけでなく専門スキルの向上やリフレッシュなど、さまざまなメリットも得られます。
今回の記事では、「社会人の留学スタイルにはどのような選択肢があるのか」「留学にあたって気を付けておくべきことは何か」など、留学検討中の方にとって役立つ情報を集めました。社会人留学ならではのアドバイスや、よくあるQ&Aも取り上げているので、ぜひ留学計画を立てる際の参考にしてください。
記事の目次
社会人留学の目的
留学で成果を得る人に共通しているのは、明確な留学目的を持っているということです。ここでは、社会人が留学する目的として代表的なものを紹介します。
語学力の向上
社会のグローバル化にともない、ビジネスで外国語を使うシーンは増えてきました。「受験英語」を脱し、ビジネスで活用できる実践的な語学力を身に付けるために、留学にチャレンジする社会人は少なくありません。
具体的には、語学学校や大学の語学コースなどで勉強しつつ、週末や放課後のアクティビティでの交流、現地の方との会話などを通じて、語学力の向上を目指します。
専門スキルの向上
現在取り組んでいる分野の知識を深め、技術を高めるために留学するケースもあります。
この場合、専門学校や語学学校の専門コースに通ったり、大学や大学院に通ったりして、さらなるスキルアップを図ることになります。
キャリアアップ
留学後のキャリアアップを目標として、海外に渡る人もたくさんいます。現在持っているスキルをさらに向上させたり、新たなスキルを身に付けたりして、転職や昇進を目指すのです。
こうしたニーズに応える留学プログラムとして、履歴書の充実につながる各種資格を取得できるものもあります。
ネットワークの拡充
海外でともに学んだ仲間との結び付きは、帰国後にも活きてくるものです。留学先にはさまざまな国から生徒が集まっているため、学びを通してグローバルなネットワークを構築できるでしょう。
さらに、積極的にコミュニケーションを図ることによって、現地の人々と交流し、人間関係を築くこともできます。人脈を広げ、活躍の場を拡大していきたい人にも留学はおすすめです。
長期間のリフレッシュ
休暇などを利用して、リフレッシュ目的で留学する人もいます。日本とは違った環境のなかで長期間過ごすことで、気持ちが切り替わるだけでなく、新たな視点や価値観も手に入れられるでしょう。
以上のように、留学の目的はさまざまです。どのような目的で留学するにしても、現地で困らない語学力を事前に習得しているかどうかで、留学期間を有意義に過ごせるかが決まります。
「留学をしたものの、思ったように語学力が伸びなかった」「こちらの言葉がほとんど伝わらず、相手の言葉もうまく聞き取れなかったため、現地での目標を達成できなかった」という声も、実際のところ少なくありません。
したがって、留学をする際は、現地に渡る前に基礎的な語学力を身に付けるなど、現地での可能性を広げるための事前準備が不可欠だといえるでしょう。
社会人留学のおもな選択肢8選
「社会人留学」と一口にいっても、その方法や内容はさまざまです。ここでは、社会人が留学する際に考えられるおもな選択肢を紹介します。
短期留学
「プチ留学」とも呼ばれる短期留学は、休暇を利用して挑戦することが可能な留学スタイルです。本格的な留学前の現地調査として、短期留学に臨む人もいます。
短期留学では語学を中心に学ぶことが多く、海外の語学学校や大学の語学コースなどが学習の場となるのが一般的です。
・期間の目安:1週間~2ヵ月程度
語学留学
語学力の獲得や向上を目的とした留学です。海外の語学学校や大学の語学コースで、英語などの対象言語を学ぶことになります。クラスはレベル別に設けられていることが多く、自分のレベルに合わせて学習を始められるのが特徴です。
会議やプレゼンなどのビジネスシーンで使う表現を学べるコースや、TOEFL、IELTSなどの試験対策コースが用意されている語学学校もあります。
・期間の目安:2ヵ月~1年以上
専門スキルアップ留学
語学ではなく、専門的なスキルを磨くための留学です。おもに、公立・私立の専門学校や専門機関、語学学校の専門コースなどで学びます。
専門スキルアップ留学で学べるジャンルは、経営、マーケティング、教育、接客、芸術、デザイン、ファッションなど、多岐にわたります。
・期間の目安:1年以上
大学・大学院留学
こちらも専門スキルアップ留学と同じく、専門知識・技術を磨くための留学です。大学院留学であれば、修士号や博士号の取得も目指せます。
大学や大学院で学ぶ場合、滞在期間が長くなるため、必要な費用も多くなる傾向にあります。奨学金制度や学費の免除制度を利用できる場合もあるので、ぜひ調べてみましょう。
・期間の目安:2年以上
ワーキングホリデー
現地で働きながら滞在するという方法です。海外での就労経験を得られることはもちろん、滞在中に収入を得られるため、トータルの出費を抑えることにもつながります。
ただし、ワーキングホリデーは、国ごとに年齢制限が設けられています(例:18~30歳など)。行きたい国が決まっているなら、事前に確認しておきましょう。
・期間の目安:1年間、国や条件によっては最長3年間まで可能
海外インターンシップ
海外企業へのインターンシップに参加するタイプの留学もあります。無給のものが多いですが、条件や語学力によっては、有給インターンシップに参加できることもあります。
海外インターンシップでは、就労経験を積みながら現地での働き方やビジネス文化を学ぶことができるため、将来海外で働きたい人などにおすすめのスタイルです。
・期間の目安:6ヵ月~2年程度
海外ボランティア
海外ボランティアとして、活動しながら英語力を磨く方法です。NPOやNGOのボランティア活動に参加するケースのほか、語学学校がボランティアコースを用意していることもあります。
教育、介護、養護ボランティアが多く、こうした分野に携わる人には特におすすめの留学スタイルです。
・期間の目安:1週間~1年程度
30+留学/50+留学
「○歳以上」という、年齢制限のあるプログラムを用意している語学学校もあります。例えば、30歳以上の若手社会人を対象にした「30+留学」や、50歳以上の大人を対象にした「50+留学」などがこのスタイルに該当します。
このような留学スタイルには、話題を共有しやすい同世代とともに学習を進めることができるという利点があります。さらに、30+留学にはビジネススキルを磨けるカリキュラムが用意されていたり、50+留学には歴史や文化体験プログラムが豊富だったりと、年代ごとのニーズに応えるものが多いのも特徴です。
・期間の目安:数週間~1年程度
社会人留学を成功させたい方へのアドバイス
貴重な時間を使う留学では、しっかり目標を達成し、十分な成果を得て帰国したいと考える人がほとんどではないでしょうか。そこで、留学を成功させたい社会人に向けて、3つのアドバイスをお送りします。
事前に基礎英語スキルを身に付けよう
留学先で自分らしく活躍できるかどうかは、あなたの英語力にかかっています。そのとき大きなカギになるのは「相手に伝わるように話せて、相手から返ってきた言葉を正しく聞き取れる」という基礎スキルです。
ただし、「そういった基礎スキルは海外でしか身に付かない」「留学先で徐々に身に付けていくしかない」という考え方は間違いです。
日本語と英語との違いを考慮し、ネイティブから適切な指導を受けながら学んでいけば、基礎的な語学力は必ず身に付きます。
反対に、海外に行ってもそういったトレーニングに取り組まなければ、語学力はなかなか身に付かないでしょう。
明確なゴールを定めよう
「何のために留学するのか」「留学を終えたとき、どのようなスキルを得ていたいか」など、留学の目的や目標を最初に明確化しておきましょう。
留学は、魔法や万能薬ではありません。留学するだけで、英語力や専門スキルが劇的に向上するということはないので、「留学したらなんとかなる」という思い込みはしないようにしてください。
まずは具体的なゴールを定め、次に、ゴールに到達するためのアプローチ方法(どのような留学スタイルを選ぶか、どこで何をするかなど)を考えることが大切です。
現在のキャリアも大切にしよう
留学スタイルによって、現在の仕事とうまく両立できることもあれば、休職や退職が必要となることもあるでしょう。
社会人の留学では、将来のキャリアの糧となる経験を積むべきだといえます。したがって、留学とキャリアを別ものとして捉えず、両者をうまくつなげるためのあらゆる可能性を探っていくとよいでしょう。
例えば、スキルアップのために留学する場合などは、職場の制度が利用できることもあります。親しい上司や先輩にも相談し、最適な道を探ってください。
留学を機に退職する場合にも、留学で得たスキルをその後しっかりと活かせるよう、現職の人間関係は大切にしておきましょう。
【社会人留学】よくあるQ&A
最後に、社会人留学についてよくある質問と、その答えを紹介します。
どれくらいの費用がかかる?
留学にかかる費用は、生活費を含めて1年間に約300~500万円が目安とされています。短期留学の場合、30~100万円程度で実現できることが多いでしょう。
ワーキングホリデーで収入を得ながら滞在する場合や、奨学金をもらいながら学習する場合は、トータルの費用を抑えやすくなります。
ただし、留学先や時期・期間によって費用は大きく異なります。費用を工面できず、留学を途中で諦める羽目になるのは避けたいものです。事前にしっかりリサーチして、費用感を明確にしておきましょう。
留学前にある程度の語学力を身に付けておくべき?
語学留学ではレベル別にクラスが分けられているため、自分のレベルに合わせて学習を始められることが多いでしょう。
しかし、基礎的な語学力がない状態で留学に行くと、最低限のコミュニケーションすらままならず、時間を無駄にしてしまう可能性が高いといえます。実際に、「せっかく留学したのに、思ったほど英語が伸びなかった」となる原因は、事前学習の不足にあるケースが多いです。
さらに、大学や大学院への入学、インターンシップやボランティアへの参加に際して、一定の語学力が求められることも少なくありません。留学という貴重な時間を最大限有効活用するためにも、出発前にしっかりと語学力の土台を固めておくべきでしょう。
実践的な語学力を身に付けるには、留学するしかない?
「留学しないと語学力が上がらない」というのは、思い込みです。たとえ留学をしたとしても、日本人にあったカリキュラムで適切なトレーニングを積まない限り、語学力はなかなか向上しません。
独学だけでなく、ネイティブスピーカーから定期的に指導を受けるなど、実践的な語学力を身に付けられる環境を整備することも非常に大切です。
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社会人留学では、目的に合わせて最適なスタイルを選びましょう
社会人留学では、語学力向上だけでなく、専門スキルの向上やキャリアアップ、グローバルなネットワークの構築など、幅広い目的を達成できる可能性があります。一人ひとりの目的によって、最適な留学スタイルも違います。どういった選択肢があるのか、さまざまな道を検討し、自分に合った留学方法を選びましょう。
また、留学する場合は、事前に基礎的な語学力を身に付けておくことも重要です。「留学するだけで語学力が身に付く」ということはありません。言葉の壁のせいで能力を発揮できなかったり、経験の幅が狭まったりしないよう、事前に基礎スキルを習得しておきましょう。
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